1-2. 神様はすばらしいお方です。 栄誉と威厳をまとわれたそのお姿は、なんと神々しいことでしょう。 天には星をちりばめ、
3. 地表のくぼみには海原を創造された神様。 雲の馬車に乗り、風の翼でかけ抜けられる神様。
4. その先ぶれを務める天使は、風のように速い、炎の使者です。
5. くずれ落ちることのないように、大地はしっかりとゆわえつけられました。
6. また、山々をのみ尽くすほどの洪水で、大地はおおわれました。
7-8. 神様のひと声で、水はたちまち広大な海の底に吸い込まれ、山々は姿を現わし、谷は規定の線まで沈みました。
9. 神様はまた、海水が二度と地表にあふれないよう、境界線をお定めになりました。
10. 谷には泉を、山には渓流を、神様は配置なさいます。
11. あらゆる獣はそこでのどをうるおし、野ろばは渇きをいやします。
12. 鳥は渓流のほとりに巣を作り、木々のこずえでさえずります。
13. 神様は山々に雨を降り注ぎ、地をくだものの宝庫となさいます。
14. そのひと言で、家畜の飼料となる柔らかい草が生え、栽培用の果樹や野菜、それに穀物も育ちます。
15. また、だんらん用のぶどう酒、皮膚をつややかにするオリーブ油、力の源となるパンも作ることができるのです。
16. 神様がお植えになったレバノン杉は、すくすくと伸び、みごとな大木に成長しました。
17. そこには鳥が巣を作り、こうのとりは、もみの木に宿ります。
18. 高原には野やぎの牧草地があり、岩だぬきは、岩の間を隠れ場にしています。
19. 神様は、一か月の長さを知るために月を掲げ、一日を区切る目じるしとして太陽を照らされました。
20. 夜のとばりが神様の手で降ろされると、森の獣たちはいっせいに出て来ます。
21. 若いライオンは、獲物を求めてほえたけります。 しかし、神様のお助けなしに、食い物にありつくことはありません。
22. 明け方近く、獣たちはほら穴に引き返して横になり、
23. 入れ替わりに、人間が一日の作業を始め、夕暮れまで働きます。
24. 神様。 あなたの知恵で、さまざまな生活形体ができ上がりました。 おかげで、地は豊かに満ちあふれています。
25. 目の前に開ける広大な海には、大小さまざま、ありとあらゆる生物が生息しています。
26. あそこを行く船をご覧なさい。 沖合にはくじらが戯れ、
27. 神様から食べ物をいただくのを待っています。
28. そして、配られた食糧を満腹するまで食べるのです。
29. もし、神様のそのような配慮がなければ、彼らは途方にくれ、飢え死にするしかないのです。
30. 神様が御霊を送られると、新しいいのちが誕生します。
31. 神様をいついつまでもほめたたえなさい。 神様は、ご自分の手のわざに目を細めておられるのです。
32. 神様にひと睨みされると、大地はすくみ上がり、神様の手が少しでも触れれば、山は噴火するのです。
33. 私は息を引き取るその時まで、神様をたたえ続けます。
34. どうか、こんな思いが神様に喜ばれますように。 私にとって、神様は喜びの泉なのです。
35. 神様なんかくそ食らえと思っている罪人たちはみな、地上から消え去りますように。 しかしこの私は、神様をほめたたえます。 ハレルヤ。