1-2. 神はモーセに命じました。 「アロンと息子たちに、ささげ物を不用意に扱って、わたしの名を汚さないように教えなさい。 わたしは神だからだ。
3. 今から永遠に、祭司が礼拝規則上は汚れたまま、人々の持って来た動物をいけにえにしたり、供え物を扱ったりするなら、その者は祭司職を解任される。 わたしは神だからだ。
4. らい病にかかったり、漏出のある祭司は、完全に治るまで聖なるものを食べてはならない。 死体にさわった者、精液を漏らした者、
5. 爬虫類など汚れた動物にさわった者、あるいは、何らかの理由で礼拝規則上けがれたものにさわった者は、
6. 夕方まで汚れる。 夕方、体を洗うまでは、聖なるものを食べてはならない。
7. 日が沈めば汚れはきよまるから、そのあとは食べてもかまわない。 それは祭司のいのちの糧だからだ。
8. 祭司は、自然に死ぬか、野獣に裂き殺されるかした動物を、食べてはならない。 身を汚すことになるからだ。わたしは神だ。
9. これらの指示を注意深く守るよう警告しなさい。この定めを破ったら、祭司は死刑だ。 わたしはおまえたちを選び、きよい者とする神だ。
10. 祭司でない者は、聖なるいけにえを食べてはならない。 祭司の家の同居人や使用人であっても、口にはできない。
11. ただし、祭司が自分の金で買った奴隷は、食べてもかまわない。 その家に生まれた奴隷の子も同じだ。
12. 祭司の娘がほかの部族の者と結婚した時は、聖なるものを食べてはならない。
13. ただし、未亡人となるか離婚するかして、めんどうを見てくれる息子もなく、実家に戻った場合は、また食べることができる。
14. 知らずに聖なるいけにえを食べた者は、食べた量の二割増しを祭司に返しなさい。
15. 人々が持って来た聖なるいけにえは、神へのささげ物だから、一般の人が食べて汚してはならないのだ。
16. この法律を破れば、有罪であることはもちろん、非常に危険な状態に陥る。 聖なるささげ物を食べたからだ。 わたしはささげ物を特別にきよくする神だ。」
17-18. 続いて神様は、モーセに命じました。 「アロンと息子たち、および全国民に命じなさい。 イスラエル人、あるいは共に住む外国人が、完全に焼き尽くすいけにえを神にささげる時は、誓願のためのものであっても、自分から進んでささげるものであっても、
19. 傷のない雄でなければならない。 それも若い牛か羊、あるいは山羊に限る。
20. 傷のあるものはいっさいだめだ。 わたしはそんなものは受け取らない。
21. 和解のいけにえの場合も、誓願のためのもの、自分から進んでささげるものの別なく、牛や羊は傷のあるものをささげてはならない。わたしはそんなものは受け取らない。
22. 目が見えなかったり、骨折していたり、かたわだったり、うみが出ていたり、湿疹や皮膚病にかかったりしているものは、ささげてはならない。 神の祭壇にささげる完全に焼き尽くすいけにえに、ふさわしくないからだ。
23. 神にささげた若い牛か羊の体の一部が、伸びすぎていたり、欠陥があったりしたら、自分から進んでするささげ物にはできるが、誓願のためにささげてはならない。
24. どんな傷でも睾丸の傷ついた動物は、つぶれていようが、切り取られていようが、神にささげてはならない。
25. イスラエル人だけでなく、共に住む外国人も同じ制限を受ける。 わたしは、傷のある動物は、いけにえとして受け取らないからだ。」
26-27. 続いて神様は、モーセに命じました。 「牛か羊か山羊が生まれたら、七日間は母親のそばにおきなさい。 八日以上たてば、火で焼くささげ物として神にささげることができる。
28. 牛でも羊でも、母親と子を同じ日に殺してはならない。
29-30. 感謝のいけにえをささげる時は、決まりどおり正しくささげなければならない。 翌日まで残さず、その日のうちにいけにえの肉を食べなさい。 わたしは神だ。
31. すべての命令に従いなさい。 わたしは神だからだ。
32-33. わたしをいいかげんに扱ってはならない。 心から尊敬し、あがめなさい。 おまえたちを聖なる者とし、エジプトから救い出して自分の国民としたのは、神であるこのわたしだ。」