チャプター

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  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
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  7. 7
  8. 8
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  10. 10
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旧約聖書

新約聖書

ネヘミヤ記 8 リビングバイブル (JLB)

1-5. さて、九月の中旬ともなると、国民はこぞって水の門の前の広場に集まって来ました。 そして、宗教的指導者エズラに、その昔、神様がモーセにお与えになったおきてを読んで聞かせてほしい、と願い出たのです。エズラはモーセのおきての巻物を取り寄せ、朗読する姿がだれからも見えるよう、特製の木の台に立ちました。 そして、朝から昼まで朗読して聞かせたのです。 巻物を開くと、人々はいっせいに立ち上がり、理解できる者は熱心に耳を傾けました。 エズラの右側には、マティテヤ、シェマ、アナヤ、ウリヤ、ヒルキヤ、マアセヤが並び、左には、ペダヤ、ミシャエル、マルキヤ、ハシュム、ハシュバダナ、ゼカリヤ、メシュラムが並びました。

6.  エズラが、偉大なる神様をほめたたえると、国民はみな手を上げ「アーメン、アーメン」と答えてひざまずき、地面にひれ伏して、神様を礼拝しました。

7-8. エズラが巻物を読み上げると、レビ人のヨシュア、バニ、シェレベヤ、ヤミン、アクブ、シャベタイ、ホディヤ、マアセヤ、ケリタ、アザルヤ、エホザバデ、ハナン、ペラヤなどが、人々の中に入って行き、その個所の意味を説明しました。 

9. おきてがどのように命じているかを理解すると、人々はみな泣きだしました。それで、エズラをはじめ、知事の私や補佐役のレビ人たちは、こう言い聞かせました。 「こんな日に泣く者があるか。 きょうは神様の聖なる日ではないか。 

10. ごちそうを食べてお祝いし、貧しい人には施しをする日だ。 神様を喜ぶことこそ、あなたがたの力なのだ。 しょんぼりと悲しそうにしていてはいけない。」

11.  「静粛に、静粛に」と、レビ人も声をかけて回り、「そうです。 泣くことはないのです。 きょうは聖なる日で、悲しみの日ではありません」と言いました。

12.  そこで、人々はお祝いのごちそうを食べるため解散し、施しをしました。 神様のことばを聞き、理解することができたので、大喜びで盛大に祝ったのです。

13.  翌日、諸族の指導者とレビ人はエズラに会い、おきてをもっとくわしく調べることにしました。 

14. すると、その月には仮庵の祭りを祝い、イスラエル人はみな仮小屋に住むようにと、神様がモーセにお命じになっていたことがわかりました。 

15. その仮小屋についても、山で取って来たオリーブ、ミルトス、なつめやし、いちじくなどの枝で作るようにとあったので、エルサレムをはじめ全国民にお布令が出されました。

16.  そこで、人々は実際に出かけて枝を切り出し、自宅の屋上、庭内、神殿の庭、水の門、エフライムの門の広場などに小屋を建てました。 

17. そして祭りの七日間を、その中で暮らしたのです。 だれもが喜びにあふれていました。 この行事はヨシュアの時代以来、ずっと中断されていたのです。 

18. エズラはこの七日間、毎日、巻物を読み上げ、八日目には、モーセのおきてに従って、厳粛な閉会礼拝を執り行ないました。