旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 11:21-36 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

21. もし神が元木の枝を惜しまなかったとすれば、あなたを惜しむようなことはないであろう。

22. 神の慈愛と峻厳とを見よ。神の峻厳は倒れた者たちに向けられ、神の慈愛は、もしあなたがその慈愛にとどまっているなら、あなたに向けられる。そうでないと、あなたも切り取られるであろう。

23. しかし彼らも、不信仰を続けなければ、つがれるであろう。神には彼らを再びつぐ力がある。

24. なぜなら、もしあなたが自然のままの野生のオリブから切り取られ、自然の性質に反して良いオリブにつがれたとすれば、まして、これら自然のままの良い枝は、もっとたやすく、元のオリブにつがれないであろうか。

25. 兄弟たちよ。あなたがたが知者だと自負することのないために、この奥義を知らないでいてもらいたくない。一部のイスラエル人がかたくなになったのは、異邦人が全部救われるに至る時までのことであって、

26. こうして、イスラエル人は、すべて救われるであろう。すなわち、次のように書いてある、「救う者がシオンからきて、ヤコブから不信心を追い払うであろう。

27. そして、これが、彼らの罪を除き去る時に、彼らに対して立てるわたしの契約である」。

28. 福音について言えば、彼らは、あなたがたのゆえに、神の敵とされているが、選びについて言えば、父祖たちのゆえに、神に愛せられる者である。

29. 神の賜物と召しとは、変えられることがない。

30. あなたがたが、かつては神に不従順であったが、今は彼らの不従順によってあわれみを受けたように、

31. 彼らも今は不従順になっているが、それは、あなたがたの受けたあわれみによって、彼ら自身も今あわれみを受けるためなのである。

32. すなわち、神はすべての人をあわれむために、すべての人を不従順のなかに閉じ込めたのである。

33. ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい。

34. 「だれが、主の心を知っていたか。だれが、主の計画にあずかったか。

35. また、だれが、まず主に与えて、その報いを受けるであろうか」。

36. 万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである。栄光がとこしえに神にあるように、アァメン。

完全な章を読みます ローマ人への手紙 11