旧約聖書

新約聖書

歴代志下 25:11-23 リビングバイブル (JLB)

11. 王は勇気を出し、軍隊を率いて塩の谷へ行き、そこでセイルから来た一万人を殺しました。 

12. ほかにも一万人を生け捕りにし、がけから突き落としたので、みな谷底の岩でばらばらになりました。

13.  一方、強制送還されたイスラエルの兵士は、ベテ・ホロンからサマリヤまでの地域にある、ユダの幾つかの町に侵入し、三千人を殺し、多くの戦利品を奪い去りました。

14.  エドム人を血祭りにあげたアマツヤ王は、セイルの人々の偶像を持ち帰りました。 そればかりか、この偶像を神々として祭り、その前に頭を下げ、香までたいたのです。 

15. このことで激しく怒った神様は、預言者を使いに立て、きびしく問いただしました。 「おまえの手から国民を救い出せなかったような神々を、なぜ拝むのか。」

16.  王は預言者のことばをさえぎりました。 「いつ、私が助言を求めたか。 殺されたくなければ、黙っていることだ。」「これで、はっきりしました。 神様は陛下を滅ぼすおつもりです。 陛下が偶像を拝み、私の勧めを聞こうとされないからです。」 預言者はこの警告を残して、立ち去りました。

17.  ユダの王アマツヤは、相談役の意見を取り入れて、エホアハズの子で、エフーの孫にあたるイスラエルの王ヨアシュに、戦いをしかけました。

18.  ところがヨアシュ王は、次のようなたとえで応じたのです。 「レバノン山のあざみが、レバノン山の杉の木に、『娘さんを息子の嫁にくれないか』と頼みました。 ところが、レバノン山の野獣が通りかかり、そのあざみを踏みにじってしまいました。 

19. あなたは、エドムを征服したことで鼻を高くしている。 しかし、悪いことは言わないから、おとなしくしていることですな。 へたな手出しはおやめなさい。 さもないと、国民ともども痛い目に会いますよ。」

20.  ところが、アマツヤ王は聞き入れようとはしませんでした。 神様は、エドムの神々を拝んでいた王を、滅ぼそうとしておられたからです。 

21. 両軍は、ユダのベテ・シェメシュでぶつかりましたが、

22. ユダは、総くずれになって退却しました。 

23. イスラエルの王ヨアシュは、負けたユダの王アマツヤを捕らえ、捕虜としてエルサレムへ連れて行きました。 それから、エルサレムの城壁をエフライムの門から隅の門まで、二百メートルにわたって取りこわすよう命じました。

完全な章を読みます 歴代志下 25