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ヨシュア記 8:17-31 リビングバイブル (JLB)

17. アイからもベテルからも、兵士は一人もいなくなり、町の門も開け放されたままです。

18.  その時、神様はヨシュアに命じました。 「手にしている投げ槍を、アイの方に差し伸べよ。 わたしがアイをおまえの手に渡すからだ。」 言われたとおりにすると、 

19. その合図を待っていた伏兵が、いっせいに飛び出して町になだれ込み、火をつけたのです。 

20-21. アイの人々が振り返ると、町から上る煙が空いっぱいにたちこめているではありませんか。 彼らは逃げ場を失いました。 ヨシュアとその全軍は、煙を見て、伏兵が町に侵入したことを知りました。 それで、追いかけて来た人々に向き直り、反撃に出ました。 

22. 町に侵入したイスラエル軍も出て来て、背後から敵に襲いかかります。 このようにアイの人々は罠にはまり、全滅しました。 生き残ったり、逃れたりした者は、一人もいません。 

23. ただ、アイの王だけは捕虜とされ、ヨシュアのもとに連れて来られました。

24.  イスラエル軍は、町から出て来たアイの全軍を殺してしまうと、町へ取って返し、残っていた人々を次々に殺しました。 

25. こうして、アイの全住民、一万二千人のいのちが、その日のうちに露と消えたのです。 

26. ヨシュアは、最後の一人にとどめが刺されるまで、投げ槍をアイの方に差し伸べたままでいました。 

27. ただし、家畜と分捕り品はそのまま残しておきました。 それはイスラエル軍のものだったからです。 あらかじめ、神様がヨシュアに、そうしてもよいと告げておかれたのです。 

28. アイは荒れ果てた瓦礫の山と化し、現在に至っています。

29.  ヨシュアは、アイの王を夕方まで木に吊るしてさらしものとし、日が沈むと死体を降ろし、町の門の正面に投げ捨てました。 その上に石を山と積み上げたのですが、それは今も見ることができます。

30.  ついでヨシュアは、イスラエルの神様である主のために、エバル山に祭壇を築きました。 

31. モーセの法律で命じているとおりにしたのです。 神様はエバル山について、「わたしのために、のみを当てたことのない石で祭壇を築け」と命じていたのです。 祭壇が築かれると、祭司たちはその上に、完全に焼き尽くすいけにえと和解のいけにえをささげました。 

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