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ヨシュア記 22:6-28 リビングバイブル (JLB)

6.  ヨシュアは彼らを祝福し、各自の領地へ帰らせました。 

7-8. マナセ部族の場合は、その半分に、モーセがバシャンの地を割り当ててありましたが、他の半分は、ヨルダン川の西側の土地を与えられました。 ヨシュアはこの一隊を送り出すにあたり、祝福し、彼らが得たばく大な富、すなわち家畜、金、銀、青銅、鉄、衣服などの戦利品を持たせてやり、帰ったら親族ともども分け合うようにと指示しました。

9.  それで、ルベンとガドとマナセの半部族の一隊は、カナンの地のシロでイスラエル軍に別れを告げ、ヨルダン川を渡って本拠地であるギルアデの地へ向かいました。 

10. ところが、ヨルダン川を渡る寸前、まだカナンの地にいた時のこと、彼らは、だれの目にもとまるほど大きな、祭壇をかたどった記念碑を建てたのです。

11.  このことを伝え聞いた他のイスラエル人は、 

12. シロに全軍を集結し、一戦を交える構えを見せました。 

13. しかし、何はともあれ、まず祭司エルアザルの子ピネハスを団長とする代表団を、送ることにしたのです。 一行はヨルダン川を渡り、ルベン、ガド、マナセの各部族と話し合うことにしました。 

14. この代表団には、十部族の部族長の家系から一名ずつ、十人が加わっていました。 

15. ギルアデに着いた一行は、こう問いただしました。

16.  「神様の国民であるわれわれは、なぜ、君たちがイスラエルの神様に罪を犯すようなまねをしたのか、ぜひとも知りたい。 なぜ、神様から離れ、反逆のしるしである祭壇なんかを築いたのだ。 

17-18. われわれがペオルで犯した罪を覚えているかね。 そのために、あれほど大きな災いが下ったというのに、まだあの罪はぬぐい去られていなかったというわけか。 あんなことなど問題ではないと言うつもりか。それで、また反抗するのか。 わかっているだろうな。 君たちがきょう、神様に反逆すれば、あす、われわれ全員に神様の怒りは燃え上がるのだぞ。 

19. この地が汚れているので祭壇が必要だというのなら、ヨルダン川西岸の、神の天幕のある地に来るがよい。 われわれの土地を君たちと共有にしてもかまわないのだ。 神様の祭壇はただ一つだ。 ほかに祭壇を築いて、神様に反逆するようなまねはやめてくれ。 

20. よもや忘れてはいまいな。 ゼラフの子アカンのことだ。 彼ひとりが罪を犯したために、全国民がきびしく罰せられたではないか。」

21.  こう言われて、ルベンとガドとマナセの半部族の人々は、次のように弁明しました。

22-23. 「神の神、主に誓って申し上げます。 私どもは、反逆するつもりで祭壇を築いたのではございません。 神様はご存じです。 皆さんにもわかってほしいのです。 完全に焼き尽くすいけにえや、穀物の供え物や、和解のいけにえをささげるために、祭壇を築いたのではありません。 もしそうなら、幾重にも神様にのろわれますように。

24-25. 実は、神様を愛すればこそ、このようにしたのです。 それに、将来、私どもの子供が皆さんの子供から、こう言われはしないかと心配だったのです。 『どんな権利があって、おまえらはイスラエルの神様を礼拝するんだ。 おまえらとぼくらは別々なんだ。 神様がちゃんと、ヨルダン川という境界を置いていらっしゃるじゃないか。おまえらなんか神様の国民じゃない。』 実際、息子の代になってみれば、神様を礼拝するのをはばまれるかもしれませんからな。 

26-27. ですから、私どもも完全に焼き尽くすいけにえや和解のいけにえ、その他のいけにえをささげて神様を礼拝できることを、私どもと皆さんとの子供に示す記念碑として、あの祭壇を築いたわけです。 そうすれば、私どもの子供が、『おまえらなんか神様の国民じゃない』と仲間はずれにされることもないでしょう。 

28. たといそう言われても、胸を張って答えることができます。 『ぼくらの先祖が、神様の祭壇の型にならって作った、この祭壇を見てくれ。 これは完全に焼き尽くすいけにえや、その他のいけにえをささげるつもりのものじゃない。ただ、ぼくらと君たちが、共に神様と結び合わされた者同士であることのしるしなのだ。』 

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