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ヨシュア記 22:16-30 リビングバイブル (JLB)

16.  「神様の国民であるわれわれは、なぜ、君たちがイスラエルの神様に罪を犯すようなまねをしたのか、ぜひとも知りたい。 なぜ、神様から離れ、反逆のしるしである祭壇なんかを築いたのだ。 

17-18. われわれがペオルで犯した罪を覚えているかね。 そのために、あれほど大きな災いが下ったというのに、まだあの罪はぬぐい去られていなかったというわけか。 あんなことなど問題ではないと言うつもりか。それで、また反抗するのか。 わかっているだろうな。 君たちがきょう、神様に反逆すれば、あす、われわれ全員に神様の怒りは燃え上がるのだぞ。 

19. この地が汚れているので祭壇が必要だというのなら、ヨルダン川西岸の、神の天幕のある地に来るがよい。 われわれの土地を君たちと共有にしてもかまわないのだ。 神様の祭壇はただ一つだ。 ほかに祭壇を築いて、神様に反逆するようなまねはやめてくれ。 

20. よもや忘れてはいまいな。 ゼラフの子アカンのことだ。 彼ひとりが罪を犯したために、全国民がきびしく罰せられたではないか。」

21.  こう言われて、ルベンとガドとマナセの半部族の人々は、次のように弁明しました。

22-23. 「神の神、主に誓って申し上げます。 私どもは、反逆するつもりで祭壇を築いたのではございません。 神様はご存じです。 皆さんにもわかってほしいのです。 完全に焼き尽くすいけにえや、穀物の供え物や、和解のいけにえをささげるために、祭壇を築いたのではありません。 もしそうなら、幾重にも神様にのろわれますように。

24-25. 実は、神様を愛すればこそ、このようにしたのです。 それに、将来、私どもの子供が皆さんの子供から、こう言われはしないかと心配だったのです。 『どんな権利があって、おまえらはイスラエルの神様を礼拝するんだ。 おまえらとぼくらは別々なんだ。 神様がちゃんと、ヨルダン川という境界を置いていらっしゃるじゃないか。おまえらなんか神様の国民じゃない。』 実際、息子の代になってみれば、神様を礼拝するのをはばまれるかもしれませんからな。 

26-27. ですから、私どもも完全に焼き尽くすいけにえや和解のいけにえ、その他のいけにえをささげて神様を礼拝できることを、私どもと皆さんとの子供に示す記念碑として、あの祭壇を築いたわけです。 そうすれば、私どもの子供が、『おまえらなんか神様の国民じゃない』と仲間はずれにされることもないでしょう。 

28. たといそう言われても、胸を張って答えることができます。 『ぼくらの先祖が、神様の祭壇の型にならって作った、この祭壇を見てくれ。 これは完全に焼き尽くすいけにえや、その他のいけにえをささげるつもりのものじゃない。ただ、ぼくらと君たちが、共に神様と結び合わされた者同士であることのしるしなのだ。』 

29. 完全に焼き尽くすいけにえや穀物の供え物、その他のいけにえをささげる祭壇を築いて、神様から離れたり、反逆したりするなんて、とんでもない。 ありえないことですよ。 いけにえをささげる祭壇は、神の天幕の前にある祭壇だけなのですから。」

30.  祭司ピネハスと随員は、ルベン、ガド、マナセの各部族から事情を聞いて、すっかり安心しました。

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