チャプター

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  3. 3
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旧約聖書

新約聖書

ホセア書 9 リビングバイブル (JLB)

1. ああ、イスラエルよ、ほかの国々の民のように喜ぶな。 おまえは自分の神を捨て去り、すべての麦打ち場で、ほかの神々にいけにえをささげたからだ。

2. それゆえ、収穫は乏しく、ぶどうの木も枯れ果ててしまう。

3. おまえはこの神の地にこれ以上とどまることができず、エジプトやアッシリヤに連れ去られる。 そこで残飯を食べて生活するようになる。 

4. 祖国を遠く離れたその地では、神にささげるいけにえのために、ぶどう酒を注ぐこともできない。 その地でささげられるいけにえは、どれも神を喜ばせることができない。 それは、まるで葬式の食物のように汚れている。 そのようないけにえを食べる者は、だれでも汚れた者となるのだ。 自分のためにそれを食べるのはかまわないが、神にささげることは許されない。 

5-6. アッシリヤに奴隷として連れて行かれる時、聖なる日や神の祭りの日に、何をしようとするのか。 あとに残された財産は、だれが相続するのか。 その相続者はエジプトだ。 エジプトはおまえたちの死体を集め、メンピスがそれを埋葬する。 その廃墟には、いばらとあざみが生える。

7. イスラエルの刑罰の日がきた。 ついに報復の日が訪れた。 やがてイスラエルは、そのことをいやというほど思い知らされる。「預言者たちは頭が変だ。」「霊感を受けた人たちは気が狂っている。」 こう言って人々はあざ笑う。 それは、この国民が罪のうちに沈み、神を愛する者たちに憎しみしか示さないからだ。

8. わたしは自分の国民を守ろうと預言者を任命した。 だが、この国民はことごとに預言者たちを妨害し、公衆の面前で彼らへの憎しみを露骨に示し、神の神殿でも同じように振る舞った。 

9. 今わたしの国民がやっていることは、昔ギブアでやったこと〔カナン征服記下一九・一四以下参照〕と同じように、堕落しきっている。 わたしはそれを忘れず、必ず罰を下す。

10. ああ、イスラエルよ。 わたしは荒野でおまえたちを導いた、あの最初の楽しかった日々のことを、よく覚えている。 おまえたちの愛は、なんと新鮮であったことか! 夏の初物のいちじくのように、その愛は満ち足りていた。 だが、バアル・ペオル(イスラエル人が偶像礼拝をした山)でわたしを捨て、ほかの神々に身をゆだねてしまった。やがて、偶像の神々と同じように、おまえたちは汚れてしまった。

11. イスラエルの栄光は鳥のように飛び去る。 おまえたちの子供は出産と同時に死に、あるいは胎内で消えうせ、はらまれることもなくなる。 

12. たとい子供たちが育っても、わたしは彼らを取り去る。 すべてが滅びに定められている。 ほんとうに、わたしがおまえたちから離れ、おまえたちを放り出す時は、悲しみの日となるのだ。

13. 私は幻のうちに、イスラエルの息子たちが滅びに定められているのを見た。 父親は、息子たちを虐殺される場所までむりやり連れて行かせられる。 

14. 神様。 あなたの国民のために、何を願ったらよいのでしょう。 子を産まない胎と、乳を出して養うことをしない乳房とを、私は求めます。

15. 彼らのすべての悪事はギルガルで始まった。 わたしも、その地で彼らを憎み始めた。 その偶像礼拝のゆえに、わたしは彼らをわたしの地から追い出す。 二度と彼らを愛さない。 彼らの指導者はみな反逆者だからだ。 

16. エフライムも滅びに定められている。 イスラエルの根は枯れ、もう実を結ばなくなる。 たとい子を産んでも、わたしはそのいとし子をも殺す。

17. 私の神様は、聞くことも従うこともしないので、イスラエル国民を滅ぼされる。 彼らは諸国民の中で、祖国のない、さすらいのユダヤ人となる。