チャプター

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  3. 3
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  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  11. 11
  12. 12
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旧約聖書

新約聖書

ホセア書 10 リビングバイブル (JLB)

1. イスラエルの繁栄ぶりの、なんとすばらしいことよ。 まるで実を豊かに結んだぶどうの木のようだ。 ところが、わたしが富をふやせばふやすほど、異教の神々の祭壇に多くの物が供えられる有様だ。 収穫を豊かにすればするほど、それだけ多くの美しい彫像や偶像を立てるしまつだ。 

2. イスラエル国民の心は偽りで満ちている。 彼らには罪があり、刑罰を受けなければならない。 わたしは彼らの作った異教の偶像を砕き、その祭壇を打ちこわす。 

3. そのとき彼らは言う。 「私たちが神様を捨てたので、神様は王を取り去ってしまわれた。 だから、どうだというのだ。 王なんか要るものか!」

4. 彼らは守る気もないのに約束事をする。 それゆえ、畑のうねの間に生える毒草のように、刑罰が彼らの間に生え出る。 

5. サマリヤの住民は、ベテルの子牛像が倒されはしまいかと震えおののく。 祭司も国民も共に、打ち砕かれた偶像の、失われた栄光のために悲しむ。 

6. この像は、彼らがアッシリヤに奴隷となって行く時、そこの大王への贈り物として持ち去られる。 こんな偶像に信頼していたのかと、エフライムはあざけられ、イスラエルは赤恥をかく。 

7. サマリヤの王は、大海の波間にただよう一片の木切れのように消えうせる。 

8. イスラエルが罪を犯した、ベテルにある偶像の祭壇もくずれ落ち、いばらやあざみが回りに生い茂る。 人々は山や丘に、「私たちの上に落ちかかり、押しつぶせ」と叫ぶ。

9. ああ、イスラエルよ。 あのギブアでの恐怖の夜以来、ただ罪、罪、罪の連続だ。 おまえたちには全く進歩が見られない。 ギブアの人々が一掃されたのも当然ではないか。 

10. わたしはおまえたちの不従順に立ち向かう。 山のように積み上げられた罪を罰するために、わたしは諸国の軍隊を集めて、おまえたちを攻めさせる。

11. イスラエルは麦打ち場で麦を踏むことに親しみ、そのたやすい仕事が好きだ。 わたしはこれまで、イスラエルに重いくびきをかけたことがなかった。 そのか弱い首をいたわったのだ。 だが今、イスラエルにくびきをかけて馬鍬をひかせ、畑を耕させる。 気楽に過ごす時代は終わったのだ。

12. 正義の種をまけ。 そうすれば、わたしの愛の実を刈り取るだろう。 堅くなった心を耕せ。 わたしが救いの恵みを注ごう。 今は神を求める時なのだ。

13. ところが、実際はどうか。 おまえたちは悪を耕し、はびこる罪の実を育ててきた。 巨大な軍事力があれば安全だと信じたので、そのような偽りに信頼した報いを、十分に受けることになったのだ。

14. それで、戦争の恐怖が民の中に起こり、シャレマンがベテ・アレベルを破壊したように、おまえたちの要塞はみな打ちくずされる。母親は子供もろとも、その場で一気に殺される。 

15. イスラエル国民よ。 それもみな、おまえたちの罪悪があまりにもひどいからだ。 ある朝、イスラエルの王は滅ぼされる。