旧約聖書

新約聖書

エゼキエル書 20:9-10-23-24 リビングバイブル (JLB)

9-10. だが結局、そうはしなかった。 イスラエルの神は自分の国民を守ることもできなかった、とエジプト人にあざ笑われることがないように、わたしの名誉を守ろうとしたからだ。 それで、エジプト人の目の前で、わたしの国民をエジプトから連れ出し、荒野へ導き入れたのだ。 

11. その荒野で、おきてを与えた。 そのおきてを守ることによって、彼らが生きるためだ。 わたしのおきてを守るなら、だれでも生きる。 

12. わたしは彼らに安息日〔毎週七日目の休息日〕を与えた。 それは彼らとわたしとの間で、彼らを選び分けて、ほんとうに神の国民とするのは、このわたしであることを思い起こさせるしるしだ。

13. それなのに、イスラエルはわたしに逆らった。 あの荒野で、わたしのおきてに従うことを拒んだのだ。 わたしの定めを守るなら、真のいのちが与えられるのに、それを守ろうとはしなかった。 安息日も悪用した。 それで、わたしは憤りを爆発させ、荒野で彼らを滅ぼしてしまおうと考えたのだ。

14. だが、わたしの名誉を守るために、またも思いとどまった。 エジプトから彼らを連れ出すのを見ていた国々の民に、めんどうを見きれなくなって滅ぼしたのだ、と言わせないためだ。 

15. そこでわたしは、一度は与えようと思った世界一すばらしい地、乳と蜜の流れる地に導き入れないことにした、と断言した。 

16. わたしのおきてを鼻であしらい、わたしの願いを無視し、安息日を守らなかった報いだ。要するに、彼らの心は偶像に引き寄せられていたのだ。 

17. それでも、わたしは彼らを惜しんで、荒野で滅ぼすことはしなかった。

18. わたしは彼らの子供たちにこう警告した。 『親の二の舞を演じるな。 偶像礼拝で身を汚すな。 

19. わたしこそ、おまえたちの神だ。わたしのおきてを守り、わたしの命令に従え。 

20. 安息日を特別な日として、身も心もきよく過ごせ。 その日は、わたしがおまえたちの神であることを思い起こさせるために、わたしたちの間に立てた契約のしるしなのだ。』

21. それなのに、子供たちもまた、わたしに逆らった。 わたしのおきてを守るなら、正しく生きることができるのに、それを拒んだ。安息日も汚した。 そこで、こう言ってやった。 『もう我慢がならん。 今すぐ、この荒野で、おまえたちに憤りをぶちまける。』

22. それでも、わたしは罰せずにおいた。 エジプトから彼らを連れ出したわたしの力を見た国々の中で、わたしの名が傷つけられないためだ。 

23-24. だが、彼らが荒野にいた時、はっきり言い渡した。 わたしのおきてを守らず、それをあざ笑うかのように安息日を破り、父たちが拝んだ偶像を慕ったので、地の果てにまで彼らを散らす、と。 

完全な章を読みます エゼキエル書 20