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ローマ人への手紙 9:1-3-14 リビングバイブル (JLB)

1-3. 私の同胞であるイスラエルの人々、同国人であるユダヤ人の皆さん。 あなたがたがキリスト様のおそばに来ることを、私はどんなに望んでいることでしょう。 昼も夜も、あなたがたのことで心は重く、悲しみのあまり、胸も張り裂けんばかりです。 あなたがたが救われるためなら、私は永遠にのろわれてもかまいません。 むしろ、のろわれたいくらいです。 口先だけでこう言っているのでないことは、キリスト様も聖霊様も知っておられます。

4. 神様は実に多くのものを与えてくださいました。 それなのにあなたがたは、いっこうに神様に聞き従おうとしません。 神様はあなたがたを、ご自分の特別な民として選び出し、栄光に輝く雲によって導き、また、どんなにあなたがたを祝福したいと思っておられるかをお示しになりました。 さらに、日常生活のさまざまな規則も与えてくださいました。 おかげであなたがたは、神様が自分たちに望んでおられることを知ることができます。 神様はまた、あなたがたに神様を礼拝することを教え、数々のすばらしい約束を与えてくださいました。 

5. あなたがたの先祖には、神様を信じる偉大な信仰の持ち主がいます。 キリストご自身も、人間としての出生についてだけ言えば、ユダヤ人であり、あなたがたの同胞だったのです。 このキリスト様こそ、今やすべてのものを支配しておられる方です。 神様を永遠にほめたたえましょう。

6. それでは、ユダヤ人に対する神様の約束は無効になったのでしょうか。 そんなことはありません。 〔神様の約束は、真の意味でのユダヤ人にだけ与えられているのです。〕 ユダヤ人に生まれついた者がみな、真の意味でのユダヤ人だとは限りません。 

7. 血筋の上でアブラハムの子孫だからと言って、真の意味でのアブラハムの子孫ではありません。 なぜなら、聖書に次のように書いてあるからです。アブラハムには、イサクのほかにも子供がいたが、神様の約束が適用されるのは、イサクとその子孫に対してだけであると。 

8. つまり、アブラハムの子供が全部神様の子なのではなく、神様がアブラハムにお与えになった救いの約束を信じる人々だけが、神様の子供なのです。

9. 神様はアブラハムに、「来年、わたしはあなたとサラに男の子を授けよう」と約束しておられました。 

10-13. それから、何年か過ぎて、息子イサクは成長し、結婚しました。 その妻リベカがみごもって、ふたごを産もうとしている時、神様はリベカに、「ふたごのうち、初めに生まれる兄のエサウが、弟のヤコブに仕える者となる」とお告げになりました。 旧約聖書には、「わたしはエサウではなく、ヤコブを祝福する」と書いてあります。 神様がこう宣言されたのは、子供たちがまだ生まれてもおらず、まだ良いことも悪いこともしていなかった時のことです。 このことからもはっきりわかるように、神様は最初から決めておいたことを実行されたのです。 子供たちの行ないによってではなく、神様の意志と選びによって、すべてが決定されたのです。

14. では、神様は不公平なのでしょうか。 絶対にそんなことはありません。 

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