旧約聖書

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ローマ人への手紙 4:15-22 リビングバイブル (JLB)

15. ところが、実際には、神様のおきてを守ることによって神様の祝福と救いとを得ようと努力しても、結局は、神様の怒りを招く結果に終わるだけです。 なぜなら、それを守ることなど、とうていできないからです。 おきてを破らないためには、破るようなおきてを持たないにかぎります。

16. そういうわけで、神様の祝福は、無代価の贈り物として、信仰によって与えられるのです。 ユダヤ人の習慣に従うか否かに関係なく、アブラハムと同じ信仰を持っているなら、神様の祝福を確実にいただけるのです。 信仰の面から言えば、アブラハムは、私たちみんなの父です。 

17. 旧約聖書に、神様はアブラハムを多くの国民の父とされた、とあるのは、この意味にほかなりません。 神様は、どこの国の人でも、アブラハムと同じように、神様に信頼する者を、みな受け入れてくださるのです。 神ご自身が――そうです。 死人を生き返らせ、未来の出来事を、すでに実現したかのような確実さでお語りになる、神ご自身が――そう約束しておられるのです。

18. 神様はアブラハムに、「あなたに一人の男の子を授けよう。 その子から多くの子孫が生まれ、偉大な民族となるのだ」と言われました。 この時アブラハムは、そんな約束はとうてい実現するとは思えなかったにもかかわらず、神様を信じました。 

19. アブラハムの信仰は強かったので、百歳の自分が、もう父親になれる年ではないことも、また九十歳の妻サラが子供を産めるとは思えないことも、気にかけませんでした。

20. アブラハムは少しも疑うことなく、ひたすら神様を信じ、その信仰と信頼はますます強くなりました。 彼は、そのことがまだ実現しないうちから、その祝福のゆえに神様を賛美しました。 

21. 神様の約束はどんなことでも実現すると、堅く信じていたのです。 

22. この信仰のゆえに、神様は彼の罪を赦し、「罪のない者」と宣言してくださったのです。

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