旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 2:6-28 リビングバイブル (JLB)

6. 神様は、一人一人に、その行ないにふさわしい報いをお与えになります。 

7. 神様の喜ばれることを忍耐強く行ない、目には見えなくても、神様が与えようとしておられる栄光と栄誉と永遠のいのちとを求める人には、それが与えられるのです。 

8. けれども、神様の真理に逆らい、不正な道を歩む人には、恐ろしい罰が下ります。 神様の怒りは、そのような人々に注がれるのです。 

9. 罪を犯し続ける人には、ユダヤ人にも外国人にも、同じように悲しみと苦しみが降りかかります。 

10. 反対に、神様に従う人には、だれであっても、神様からの栄光と栄誉と平安とがあります。 

11. なぜなら、神様はすべての人を公平に扱われるからです。

12-15. 神様はどんな罪も罰します。 外国人が罪を犯した場合、たとい彼らが、文字に書かれた神様のおきてを知らなくてもです。 彼らは心の奥底では、正しいことと悪いこととを区別できるからです。 心の中には、神様のおきてが書かれてあるのです。 つまり、彼らの良心が、彼らを責めたり、また時には弁護したりするわけです。 ユダヤ人が罪を犯した場合、神様は彼らを罰します。 神様のおきてが与えられているのに、従わないからです。 彼らは何が正しいかを知りながら、実行しません。 結局のところ、なすべきことを知りながら実行しない人は、救われないのです。 

16. 神様のご命令によって、キリスト・イエスが、すべての人の心の奥底に潜む思いや動機をさばかれる日が、必ず来ます。 このことは、私が伝えている神様の偉大なご計画の一部です。

17. あなたは、自分はユダヤ人だと称し、「ユダヤ人には神様のおきてが与えられているのだから、私と神様との間は万事うまくいっている」と考え、「私たちは神様と特別親しい関係だ」と自慢しています。 

18. 確かにあなたは、神様が何を求めておられるかを知っています。また、小さい時からずっと、神様のおきてを教えられてきたので、善悪の区別を知り、正しいほうに賛成しています。 

19. 自分は神様のもとへ行く道をよく知っているから、それを目の見えない人に示すことができる、と思っています。 まるで、暗やみで道に迷った人々を神様のもとに導く燈台の光であるかのように考えています。 

20. すべての知識と真理に満ちた神様のおきてを知っている自分には、愚かな人人を導き、子供たちにさえ神様のことを教える資格があると思い込んでいます。

21. そうです。 あなたは人を教えています。 そのくせ、なぜ自分を教えないのですか。 人には「盗むな」と説きながら、なぜ盗むのですか。 

22. 「姦淫は悪いことだ」と言いながら、なぜ姦淫するのですか。 あなたは、「偶像に祈ってはいけない」と言いながら、自分では、お金を神としています。

23. あなたは、神様のおきてを知っていると自慢しながら、おきてを破って、神様の名誉を汚しているのです。 

24. 「あなたがたのゆえに、世の人々は神様をけなす」と旧約聖書に書いてありますが、まさにそのとおりです。

25. もしあなたが神様のおきてに従っているなら、ユダヤ人であることにいくらかの価値はあるでしょう。 しかし、もし従っていないなら、外国人よりすぐれたところはありません。 

26. たとい外国人でも、神様のおきてに従うなら、神様はユダヤ人に与えようと計画しておられたすべての特権と栄誉を、お与えになるのではないでしょうか。

27. 事実、そのような外国人は、ユダヤ人のあなたより、はるかにすぐれていることになります。 あなたは神様について多くのことを知っており、神様の約束をいただいていながら、そのおきてに従わないからです。

28. ユダヤ人の両親から生まれたとか、ユダヤ人と認められるための儀式である割礼(男子が生まれて八日目にその生殖器の包皮を切り取る儀式)を受けたとかいうだけでは、真のユダヤ人とは言えません。 

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