旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 11:16-25 リビングバイブル (JLB)

16. アブラハムや預言者は神様の民なのですから、その子孫もまた、神様の民となるはずです。 木の根がきよければ、その枝もきよくなるはずだからです。

17. ところが、アブラハムという木の幾枝か――すなわちユダヤ人のある者――は折り取られてしまいました。 そして、いわば野生のオリーブの木の枝であった外国人のあなたが、それにつぎ木されました。 それで今、あなたも、神がオリーブの木に注がれる、特別豊かな滋養分にあずかって、アブラハムとその子孫とに約束された祝福をいただいているのです。

18. しかし、折り取られた枝の代わりにつぎ木されたことを自慢しないように、注意しなさい。 あなたが重要なのは、ただ神様の木の一部になっているからです。 このことを忘れてはなりません。 あなたは、ただの枝であって根ではないのです。

19. あなたは「前の枝が折り取られたのは、私に場所を譲るためだった。 とすれば、私はかなりいい人間に違いない」と考えるかもしれません。

20. 気をつけなさい。 ユダヤ人のその枝が折り取られたのは、神様を信じなかったからであり、あなたがつぎ木されたのは、ただ神様を信じたからにほかなりません。 このことを忘れないようにしなさい。 高慢になってはいけません。 むしろ、謙虚になり、感謝する人になりなさい。 また、注意深くなければなりません。 

21. もし神様がもとの木の枝を惜しまれなかったとすれば、あなたをも惜しまれないでしょう。

22. 神様がどんなに恵み深く、また、どんなにきびしい方かを考えなさい。 不従順な者には、非常にきびしい方ですが、神様を愛し、信じ続ける者には、とても恵み深いお方です。 しかし、もしそうしないなら、あなたもまた、折り取られてしまうのです。 

23. 一方、ユダヤ人が不信仰な生き方をやめて神様に立ち返るなら、神様はまた、もとの木についでくださいます。 神様には、そうする力があるのです。

24. あなたは、野生のオリーブの木の一部として、神様から遠く離れた存在でしたが、神様は喜んで受け入れ、ご自分の良い木についでくださったのです。 これは異例のことです。 とすれば、もともとその木の枝であったユダヤ人にはどうでしょう。 もっとたやすく、もとの木につぎ木しようと、構えておられるのではないでしょうか。

25. 愛する皆さん。 この神様の真理を知っていただきたいのです。 そうすれば、高ぶったり、自慢したりすることもないでしょう。 確かに、今のところ、ユダヤ人のある者は、神様の良い知らせに反対しています。 しかし、そのような状態が続くのは、あなたがた外国人のうち、そう願う者がすべて、キリスト様のもとに来る時までにすぎません。 

完全な章を読みます ローマ人への手紙 11