旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 11:1-7 リビングバイブル (JLB)

1. では神様はご自分の民であるユダヤ人を退け、見捨ててしまわれたのでしょうか。 とんでもない。 決してそんなことはありません。 この私もユダヤ人であり、アブラハムの子孫、ベニヤミン族の一人であることを、忘れないでください。

2-3. もちろん神様は、最初から選んだ自分の民を見捨てるようなことはなさいませんでした。 旧約聖書には何と書いてあるでしょうか。 預言者エリヤは、ユダヤ人を告発し、彼らが預言者を殺し、神様の祭壇をこわしたことを神様に申し上げています。 そして、「今なおあなた様を愛する者は、この国中で私一人です。 その私も、殺されそうなのです」と訴えました。

4. それに対して神様が何とお答えになったか、覚えていますか。「いや、あなただけではない。 わたしには、なおもわたしを愛し、偶像を拝んだことのない人が、ほかに七千人いる。」

5. 今でも同じことが言えます。 ユダヤ人の全部が神様から離れ去ったわけではありません。 神様の恵みによって選ばれ、救われている人々が、少数ながらいるのです。 

6. しかし、それは神様の恵みのおかげであり、彼らが善良だからではありません。 そうでなければ、ただであるはずの贈り物が、もはやただでなくなってしまいます。かせいで手に入れるのであれば、ただとは言えません。

7. さて、実情はこうです。 大部分のユダヤ人は、追い求めていた神様の恵みを、得ることができませんでした。 恵みを得たのは、神様に選ばれた少数の者だけでした。 ほかの人々は盲目にされてしまったのです。 

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