9. クリスチャンの中で、この世で見下されている人は、かえって、そのことを喜びなさい。 主の目からは、高く評価されているからです。
10-11. また裕福な人は、財産が主にとっては無一文に等しいことを知って、喜びなさい。 金持ちの一生は、真夏の太陽の下で色あせ、美しさを失い、ついには枯れてしまう花のように、はかなく過ぎ去ってしまうからです。 忙しく飛び回っていても、その働きの完成を見ないうちに死ぬことになるのです。
12. 誘惑に負けて悪に走らない人は幸いです。 なぜなら、神様を愛する人に約束された、いのちの冠を、ほうびにいただけるからです。
13. 悪事に手を出したくなった時、神様から誘惑されたなどと、言ってはなりません。 神様が悪事を望まれるはずはありませんし、また、悪事へ誘ったりもなさるわけもないのです。
14. 人は自分の悪い考えや願いに引きずられて、誘惑されるのです。
15. その悪い考えが悪事へと駆り立て、ついには、神様から永遠に引き離される、死の刑罰へと追いやるのです。
16. ですから、愛する皆さん、決して道を誤ってはいけません。
17. すべて良いもの、完全なものは、光を造られた神様から来るのです。 神様には、わずかの変化もくもりもなく、いつまでも輝いているのです。
18. 神様は、思いのままに、真理のことばによって、新しいいのちを与えてくださいました。 こうして私たちは、いわば、神様の新しい家族の、最初の子供とされたのです。
19. 愛する皆さん。 人のことばには耳を傾け、口数を少なくし、しかも腹を立てないのが一番だ、と心得なさい。
20. 怒りは、神様の標準から、私たちを遠く引き離すからです。