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マルコによる福音書 4:20-33 リビングバイブル (JLB)

20.  良い地とは、神のことばをまちがいなく受け入れ、神のために、三十倍、六十倍、いや百倍もの収穫をあげる人の心を表わしています。」

21.  イエスは、続けてお話しになりました。 「せっかく灯をともしたランプに箱をかぶせ、光をさえぎる人がいるでしょうか。 もちろん、いません。 それでは意味がありませんから。 だいたいランプというものは、台の上に置き、あたりを照らしてこそ、存在価値があるのです。

22.  いま隠されているものはみな、いつかは明るみに出されます。 

23. 聞く耳のある人はよく聞きなさい。 

24. また、聞いたことは必ず実行しなさい。 そうすればするほど、わたしの言ったことがわかるようになります。 

25. 持っている人はさらに与えられ、持っていない人は、持っているわずかな物さえ取り上げられてしまうのです。

26.  神の国のたとえを、もう一つ話しましょう。ある農夫が畑に種をまいて、 

27. 家に帰りました。 日がたつにつれて、別に何もしなくても、種はどんどん生長しました。 

28. 土が種を生長させるからです。 まず芽が出て、次に穂、そして最後に実が入ります。 

29. すると、さっそく農夫が刈り取るのです。」

30.  また、こうも言われました。 「神の国をどう説明し、何にたとえたらいいでしょう。 

31. そうですね、神の国は小さなからしの種みたいです。 からしの種は、種の中でも一番小さいものですが、 

32. 生長すると、とても大きくなり、鳥が巣を作れるほどになります。」

33.  このように、イエスは多くのたとえを使い、人々の理解力に応じて教えられました。 

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