旧約聖書

新約聖書

ヘブル人への手紙 10:22-39 リビングバイブル (JLB)

22. 私たちは、まちがいなく受け入れられるという確信と、真実な心をもって、神様の前にまっすぐ進み出ようではありませんか。 私たちの心は、キリスト様の血を注がれてきよめられ、体は、きよい水で洗われているのですから。

23. いま私たちは、神様が約束してくださった救いを、希望をいだいて待ち望むことができます。 今や私たちは、一点の疑いもなく、救いが確実であることを、だれにでも話せます。 神様のことばは、必ず実現するからです。

24. 神様が成し遂げてくださった、すべてのことにこたえて、私たちも互いに助け合い、親切にし合い、善行に励もうではありませんか。

25. 教会員としての義務を怠ったり、集会を休んだりする人たちにならってはいけません。 主が再びおいでになる日は、もう間近なのですから、互いに励まし合い、忠告し合いましょう。

26. もし罪の赦しの真理を知ってから、ことさらに救い主を拒否して、罪を犯し続ける人がいるとしたら、そんな罪は、キリスト様の死によっても赦されません。 もはや、そんな罪を消す方法は、どこにもないのです。 

27. その人には、敵対する者を一人残らず焼き尽くす、神様の激しい怒りと恐ろしい刑罰が待っているだけです。 

28. モーセのおきてに従わなかった者たちは、その罪に対する二、三人の証言が得られれば、容赦なく殺されました。 

29. それならなおさら、神様のひとり息子を踏みつけ、罪をきよめるキリスト様の血を汚れたものとみなし、神様のあわれみを人々にもたらす聖霊様を侮辱し、はずかしめる者には、どんなに恐ろしい刑罰が下るか、胸に手をあて、よく考えてみなさい。

30. 私たちは、「正義はわたしのものである。 復讐はわたしがする」、また「主がその民をさばかれる」と断言された方を、よく知っています。 

31. 生ける神の御手に陥ることは、なんと恐ろしいことでしょう。

32. 初めてキリスト様を知ったころの、祝福されたすばらしい日々を、いつまでも忘れないようにしなさい。 また、死ぬほどの苦しみに会いながらも、主と共に戦い抜いてきた事実を、いつも心にとめていなさい。 

33. 時には、あなたがた自身があざけられたり、打ちのめされたりもしました。 また時には、同じ苦しみをなめている人たちに、心からの同情を寄せたりしました。 

34. 牢獄に捕らわれの身となった人たちと共に苦しみ、また全財産を奪われても、喜んで、それを耐え抜いた日々もありました。 その秘訣は、天にある、もっとすぐれたものを永遠に獲得できると、わかっていたからです。

35. このような、すばらしい祝福が待っているのですから、どんなことがあっても、主を信じ続けなさい。 やがて主から受ける報酬を、いつも思い起こしなさい。 

36. 神様の約束されたものを、そっくりいただきたいと願うなら、神様の御心を、忍耐強く実行しなければなりません。 

37. キリスト様のおいでになる日が、これ以上遅れることはありません。 

38. 信仰によって、神様の前に正しいと認められた人たちは、どんなことででも主を信じ、信仰によって生きなければなりません。 しりごみするような人を、神様は喜ばれません。

39. しかし私たちは、神様に背を向けたり、みじめな結果を見たりしたことは、これまで一度もありませんでした。 かえって、神様を信じる信仰が、たましいの救いを確実にしてくれるのです。

完全な章を読みます ヘブル人への手紙 10