旧約聖書

新約聖書

コリント人への第二の手紙 11:11-27 リビングバイブル (JLB)

11. なぜそうするのでしょう。 あなたがたを愛していないからだとでも? とんでもない。 どれほど愛していることか! 神様がご存じです。 

12. しかし、今のやり方を、これからも続けるつもりです。 それは、私たちと同じように神様のために働いている、と誇る人たちの根拠を、くつがえすためです。

13. 彼らは、決して神様から遣わされた者ではありません。 「ぺてん師」です。 人をだまして、てっきりキリスト様の使徒だと思い込ませるのです。 

14. しかし、今さら驚きもしません。 サタンでさえ、光の御使いに変装できるのです。 

15. ですから、サタンの手下どもがまねして、敬虔な牧師になりすましたとしても、別段、驚くことはありません。 最後には、その悪事にふさわしい罰を、徹底的に受けるのです。

16. もう一度お願いします。 こんなことを言う私が、理性を失ったなどとは、思わないでください。 しかしまた、それならそれで、「理性を失った愚か者」のことばに、とにかく耳を傾けてください。 あの人たちみたいに、私も少しばかり誇ってみせます。 

17. こんな自慢話は、主に命じられてするのではありません。 私は、知恵のない愚か者のつもりなのですから。 

18. 自分の偉さをしきりに言いふらす、ほかの人のまねを、してみましょう。 

19. 〔りこうさを誇るあなたがたなのに、よくも、ほくほく顔で、あの愚か者たちの言うことを聞いていますね。 

20. 奴隷にされても、持ち物を奪われても、利用されても、いばられても、顔をたたかれても、よく平気でいられますね。 

21. 口にするのも恥ずかしいことですが、私は弱くて、とてもそんなまねはできません。 しかし、彼らが誇るくらいのことは何でも――またもや愚か者に甘んじますが――私だって誇れるのです。〕

22. 彼らは、ヘブル人だと自慢しているのですか。 私もヘブル人です。 神様の選びの民、イスラエル人だと言うのですか。 私もそうです。 アブラハムの子孫ですか。 私もそうです。

23. 彼らは、キリスト様に仕えていると言うのですか。 しかし、私はもっと仕えてきました。 〔こんなに自慢をする私は、気でも狂ったのでしょうか。〕 彼らよりずっと苦労して働いてきました。 投獄されたこともかなりの回数に及び、むち打たれたことは数えきれず、何度も何度も死に直面しました。 

24. ユダヤ人から、三十九回の恐ろしいむち打ちの刑を受けたことが五度あります。 

25. それから、むちで打たれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度、一昼夜、海上を漂ったことが一度あります。 

26. 幾度も長い苦しい旅をし、川がはんらんしたり、強盗に襲われたり、同国人からも外国人からも迫害されたりして、何度も危険な目に会いました。 町々では暴徒に取り囲まれ、荒野や嵐の海でやっと命びろいしたこともあります。 クリスチャンだと自称しながら、実はそうでない人たちに苦しめられたこともあります。 

27. 疲れ果て、苦しみ、たびたび眠れない夜を過ごしました。 飢え渇き、食べ物もなく過ごしたことも、しょっちゅうです。 また服もなく、寒さに震えていたこともありました。

完全な章を読みます コリント人への第二の手紙 11