8. 私には、王妃が六十人、そばめは八十人、おとめたちは数知れずいる。
9. だが、鳩にも似た、君のような完全な女は、ただの一人もいない。 エルサレムの女たちは、君を見て歓声をあげた。 王妃やそばめたちでさえ、君をほめそやした。
10. 『夜明けのようにほのぼのしていて、月のようにおしとやかな、また太陽のように明るく、私たちをすっかり魅了してしまうこの方は、いったいだれですか』と。」おとめ
11. 「私はくるみ林と谷へ行ってみました。 春の訪れを知りたかったからです。 ぶどうの木が芽を吹いたか、もう、ざくろの花が咲いたかを見に。
12. でも、いつしかひどいホームシックにかかり、生まれ故郷がたまらなく恋しくなりました。」エルサレムの娘たち
13. 「シュラムの娘さん、帰って来てください。私たちのところへ戻って来てください。 もう一度、あなたの顔を見たいのです。」おとめ「どうして、ただのシュラム人の女を、そんなに見たいのですか。」ソロモン王「それは、君が見事な舞を見せるからだよ。」ソロモン王