1. わたしは神にむかい声をあげて叫ぶ。わたしが神にむかって声をあげれば、神はわたしに聞かれる。
2. わたしは悩みの日に主をたずね求め、夜はわが手を伸べてたゆむことなく、わが魂は慰められるのを拒む。
3. わたしは神を思うとき、嘆き悲しみ、深く思うとき、わが魂は衰える。[セラ
4. あなたはわたしのまぶたをささえて閉じさせず、わたしは物言うこともできないほどに悩む。
5. わたしは昔の日を思い、いにしえの年を思う。
6. わたしは夜、わが心と親しく語り、深く思うてわが魂を探り、言う、
7. 「主はとこしえにわれらを捨てられるであろうか。ふたたび、めぐみを施されないであろうか。
8. そのいつくしみはとこしえに絶え、その約束は世々ながくすたれるであろうか。
9. 神は恵みを施すことを忘れ、怒りをもってそのあわれみを閉じられたであろうか」と。[セラ
10. その時わたしは言う、「わたしの悲しみはいと高き者の右の手が変ったことである」と。
11. わたしは主のみわざを思い起す。わたしは、いにしえからのあなたのくすしきみわざを思いいだす。