28. また彼らはペオルのバアルを慕って、死んだ者にささげた、いけにえを食べた。
29. 彼らはそのおこないをもって主を怒らせたので、彼らのうちに疫病が起った。
30. その時ピネハスが立って仲裁にはいったので、疫病はやんだ。
31. これによってピネハスはよろず代まで、とこしえに義とされた。
32. 彼らはまたメリバの水のほとりで主を怒らせたので、モーセは彼らのために災にあった。
33. これは彼らが神の霊にそむいたとき、彼がそのくちびるで軽率なことを言ったからである。
34. 彼らは主が命じられたもろもろの民を滅ぼさず、
35. かえってもろもろの国民とまじってそのわざにならい、
36. 自分たちのわなとなった偶像に仕えた。
37. 彼らはそのむすこ、娘たちを悪霊にささげ、
38. 罪のない血、すなわちカナンの偶像にささげたそのむすこ、娘たちの血を流した。こうして国は血で汚された。
39. このように彼らはそのわざによっておのれを汚し、そのおこないによって姦淫をなした。
40. それゆえ、主の怒りがその民にむかって燃え、その嗣業を憎んで、
41. 彼らをもろもろの国民の手にわたされた。彼らはおのれを憎む者に治められ、
42. その敵にしえたげられ、その力の下に征服された。
43. 主はしばしば彼らを助けられたが、彼らははかりごとを設けてそむき、その不義によって低くされた。
44. それにもかかわらず、主は彼らの叫びを聞かれたとき、その悩みをかえりみ、
45. その契約を彼らのために思い出し、そのいつくしみの豊かなるにより、みこころを変えられ、