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民数記 21:10-28 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. イスラエルの人々は道を進んでオボテに宿営した。

11. またオボテから進んで東の方、モアブの前にある荒野において、イエアバリムに宿営した。

12. またそこから進んでゼレデの谷に宿営し、

13. さらにそこから進んでアルノン川のかなたに宿営した。アルノン川はアモリびとの境から延び広がる荒野を流れるもので、モアブとアモリびととの間にあって、モアブの境をなしていた。

14. それゆえに、「主の戦いの書」にこう言われている。「スパのワヘブ、アルノンの谷々、

15. 谷々の斜面、アルの町まで傾き、モアブの境に寄りかかる」。

16. 彼らはそこからベエルへ進んで行った。これは主がモーセにむかって、「民を集めよ。わたしはかれらに水を与えるであろう」と言われた井戸である。

17. その時イスラエルはこの歌をうたった。「井戸の水よ、わきあがれ、人々よ、この井戸のために歌え、

18. 笏とつえとをもってつかさたちがこの井戸を掘り、民のおさたちがこれを掘った」。そして彼らは荒野からマッタナに進み、

19. マッタナからナハリエルに、ナハリエルからバモテに、

20. バモテからモアブの野にある谷に行き、荒野を見おろすピスガの頂に着いた。

21. ここでイスラエルはアモリびとの王シホンに使者をつかわして言わせた、

22. 「わたしにあなたの国を通らせてください。わたしたちは畑にもぶどう畑にも、はいりません。また井戸の水も飲みません。わたしたちはあなたの領地を通り過ぎるまで、ただ王の大路を通ります」。

23. しかし、シホンはイスラエルに自分の領地を通ることを許さなかった。そしてシホンは民をことごとく集め、荒野に出て、イスラエルを攻めようとし、ヤハズにきてイスラエルと戦った。

24. イスラエルは、やいばで彼を撃ちやぶり、アルノンからヤボクまで彼の地を占領し、アンモンびとの境に及んだ。ヤゼルはアンモンびとの境だからである。

25. こうしてイスラエルはこれらの町々をことごとく取った。そしてイスラエルはアモリびとのすべての町々に住み、ヘシボンとそれに附属するすべての村々にいた。

26. ヘシボンはアモリびとの王シホンの都であって、シホンはモアブの以前の王と戦って、彼の地をアルノンまで、ことごとくその手から奪い取ったのである。

27. それゆえに歌にうたわれている。「人々よ、ヘシボンにきたれ、シホンの町を築き建てよ。

28. ヘシボンから火が燃え出し、シホンの都から炎が出て、モアブのアルを焼き尽し、アルノンの高地の君たちを滅ぼしたからだ。

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