6. しかし、いま、われわれの精根は尽きた。われわれの目の前には、このマナのほか何もない」。
7. マナは、こえんどろの実のようで、色はブドラクの色のようであった。
8. 民は歩きまわって、これを集め、ひきうすでひき、または、うすでつき、かまで煮て、これをもちとした。その味は油菓子の味のようであった。
9. 夜、宿営の露がおりるとき、マナはそれと共に降った。
10. モーセは、民が家ごとに、おのおのその天幕の入口で泣くのを聞いた。そこで主は激しく怒られ、またモーセは不快に思った。
11. そして、モーセは主に言った、「あなたはなぜ、しもべに悪い仕打ちをされるのですか。どうしてわたしはあなたの前に恵みを得ないで、このすべての民の重荷を負わされるのですか。