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民数記 11:1-12 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. さて、民は災難に会っている人のように、主の耳につぶやいた。主はこれを聞いて怒りを発せられ、主の火が彼らのうちに燃えあがって、宿営の端を焼いた。

2. そこで民はモーセにむかって叫んだ。モーセが主に祈ったので、その火はしずまった。

3. 主の火が彼らのうちに燃えあがったことによって、その所の名はタベラと呼ばれた。

4. また彼らのうちにいた多くの寄り集まりびとは欲心を起し、イスラエルの人々もまた再び泣いて言った、「ああ、肉が食べたい。

5. われわれは思い起すが、エジプトでは、ただで、魚を食べた。きゅうりも、すいかも、にらも、たまねぎも、そして、にんにくも。

6. しかし、いま、われわれの精根は尽きた。われわれの目の前には、このマナのほか何もない」。

7. マナは、こえんどろの実のようで、色はブドラクの色のようであった。

8. 民は歩きまわって、これを集め、ひきうすでひき、または、うすでつき、かまで煮て、これをもちとした。その味は油菓子の味のようであった。

9. 夜、宿営の露がおりるとき、マナはそれと共に降った。

10. モーセは、民が家ごとに、おのおのその天幕の入口で泣くのを聞いた。そこで主は激しく怒られ、またモーセは不快に思った。

11. そして、モーセは主に言った、「あなたはなぜ、しもべに悪い仕打ちをされるのですか。どうしてわたしはあなたの前に恵みを得ないで、このすべての民の重荷を負わされるのですか。

12. わたしがこのすべての民を、はらんだのですか。わたしがこれを生んだのですか。そうではないのに、あなたはなぜわたしに『養い親が乳児を抱くように、彼らをふところに抱いて、あなたが彼らの先祖たちに誓われた地に行け』と言われるのですか。

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