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士師記 3:16-26 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

16. エホデは長さ一キュビトのもろ刃のつるぎを作らせ、それを衣の下、右のももの上に帯びて、

17. モアブの王エグロンにみつぎ物をもってきた。エグロンは非常に肥えた人であった。

18. エホデがみつぎ物をささげ終ったとき、彼はみつぎ物をになってきた民を帰らせ、

19. かれ自身はギルガルに近い石像のある所から引きかえして言った、「王よ、わたしはあなたに申しあげる機密をもっています」。そこで王は「さがっておれ」と言ったので、かたわらに立っている者は皆出て行った。

20. エホデが王のところにはいって来ると、王はひとりで涼みの高殿に座していたので、エホデが「わたしは神の命によってあなたに申しあげることがあります」と言うと、王は座から立ちあがった。

21. そのときエホデは左の手を伸ばし、右のももからつるぎをとって王の腹を刺した。

22. つるぎのつかも刃と共にはいったが、つるぎを腹から抜き出さなかったので、脂肪が刃をふさいだ。そして汚物が出た。

23. エホデは廊下に出て、王のおる高殿の戸を閉じ、錠をおろした。

24. 彼が出た後、王のしもべどもがきて、高殿の戸に錠のおろされてあるのを見て、「王はきっと涼み殿のへやで足をおおっておられるのだ」と思った。

25. しもべどもは長いあいだ待っていたが、王がなお高殿の戸を開かないので、心配してかぎをとって開いて見ると、王は床にたおれて死んでいた。

26. エホデは彼らのためらうまに、のがれて石像のある所を過ぎ、セイラに逃げていった。

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