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創世記 41:10-27 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. かつてパロがしもべらに向かって憤り、わたしと料理役の長とを侍衛長の家の監禁所にお入れになった時、

11. わたしも彼も一夜のうちに夢を見、それぞれ意味のある夢を見ましたが、

12. そこに侍衛長のしもべで、ひとりの若いヘブルびとがわれわれと共にいたので、彼に話したところ、彼はわれわれの夢を解き明かし、その夢によって、それぞれ解き明かしをしました。

13. そして彼が解き明かしたとおりになって、パロはわたしを職に返し、彼を木に掛けられました」。

14. そこでパロは人をつかわしてヨセフを呼んだ。人々は急いで彼を地下の獄屋から出した。ヨセフは、ひげをそり、着物を着替えてパロのもとに行った。

15. パロはヨセフに言った、「わたしは夢を見たが、これを解き明かす者がない。聞くところによると、あなたは夢を聞いて、解き明かしができるそうだ」。

16. ヨセフはパロに答えて言った、「いいえ、わたしではありません。神がパロに平安をお告げになりましょう」。

17. パロはヨセフに言った、「夢にわたしは川の岸に立っていた。

18. その川から肥え太った、美しい七頭の雌牛が上がってきて葦を食っていた。

19. その後、弱く、非常に醜い、やせ細った他の七頭の雌牛がまた上がってきた。わたしはエジプト全国で、このような醜いものをまだ見たことがない。

20. ところがそのやせた醜い雌牛が、初めの七頭の肥えた雌牛を食いつくしたが、

21. 腹にはいっても、腹にはいった事が知れず、やはり初めのように醜かった。ここでわたしは目が覚めた。

22. わたしはまた夢をみた。一本の茎に七つの実った良い穂が出てきた。

23. その後、やせ衰えて、東風に焼けた七つの穂が出てきたが、

24. そのやせた穂が、あの七つの良い穂をのみつくした。わたしは魔術師に話したが、わたしにそのわけを示しうる者はなかった」。

25. ヨセフはパロに言った、「パロの夢は一つです。神がこれからしようとすることをパロに示されたのです。

26. 七頭の良い雌牛は七年です。七つの良い穂も七年で、夢は一つです。

27. あとに続いて、上がってきた七頭のやせた醜い雌牛は七年で、東風に焼けた実の入らない七つの穂は七年のききんです。

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