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創世記 35:5-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

5. そして彼らは、いで立ったが、大いなる恐れが周囲の町々に起ったので、ヤコブの子らのあとを追う者はなかった。

6. こうしてヤコブは共にいたすべての人々と一緒にカナンの地にあるルズ、すなわちベテルにきた。

7. 彼はそこに祭壇を築き、その所をエル・ベテルと名づけた。彼が兄の顔を避けてのがれる時、神がそこで彼に現れたからである。

8. 時にリベカのうばデボラが死んで、ベテルのしもの、かしの木の下に葬られた。これによってその木の名をアロン・バクテと呼ばれた。

9. さてヤコブがパダンアラムから帰ってきた時、神は再び彼に現れて彼を祝福された。

10. 神は彼に言われた、「あなたの名はヤコブである。しかしあなたの名をもはやヤコブと呼んではならない。あなたの名をイスラエルとしなさい」。こうして彼をイスラエルと名づけられた。

11. 神はまた彼に言われた、「わたしは全能の神である。あなたは生めよ、またふえよ。一つの国民、また多くの国民があなたから出て、王たちがあなたの身から出るであろう。

12. わたしはアブラハムとイサクとに与えた地を、あなたに与えよう。またあなたの後の子孫にその地を与えよう」。

13. 神は彼と語っておられたその場所から彼を離れてのぼられた。

14. そこでヤコブは神が自分と語られたその場所に、一本の石の柱を立て、その上に灌祭をささげ、また油を注いだ。

15. そしてヤコブは神が自分と語られたその場所をベテルと名づけた。

16. こうして彼らはベテルを立ったが、エフラタに行き着くまでに、なお隔たりのある所でラケルは産気づき、その産は重かった。

17. その難産に当って、産婆は彼女に言った、「心配することはありません。今度も男の子です」。

18. 彼女は死にのぞみ、魂の去ろうとする時、子の名をベノニと呼んだ。しかし、父はこれをベニヤミンと名づけた。

19. ラケルは死んでエフラタ、すなわちベツレヘムの道に葬られた。

20. ヤコブはその墓に柱を立てた。これはラケルの墓の柱であって、今日に至っている。

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