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創世記 21:16-29 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

16. 「わたしはこの子の死ぬのを見るに忍びない」と言って、矢の届くほど離れて行き、子供の方に向いてすわった。彼女が子供の方に向いてすわったとき、子供は声をあげて泣いた。

17. 神はわらべの声を聞かれ、神の使は天からハガルを呼んで言った、「ハガルよ、どうしたのか。恐れてはいけない。神はあそこにいるわらべの声を聞かれた。

18. 立って行き、わらべを取り上げてあなたの手に抱きなさい。わたしは彼を大いなる国民とするであろう」。

19. 神がハガルの目を開かれたので、彼女は水の井戸のあるのを見た。彼女は行って皮袋に水を満たし、わらべに飲ませた。

20. 神はわらべと共にいまし、わらべは成長した。彼は荒野に住んで弓を射る者となった。

21. 彼はパランの荒野に住んだ。母は彼のためにエジプトの国から妻を迎えた。

22. そのころアビメレクとその軍勢の長ピコルはアブラハムに言った、「あなたが何事をなさっても、神はあなたと共におられる。

23. それゆえ、今ここでわたしをも、わたしの子をも、孫をも欺かないと、神をさしてわたしに誓ってください。わたしがあなたに親切にしたように、あなたもわたしと、このあなたの寄留の地とに、しなければなりません」。

24. アブラハムは言った、「わたしは誓います」。

25. アブラハムはアビメレクの家来たちが、水の井戸を奪い取ったことについてアビメルクを責めた。

26. しかしアビメレクは言った、「だれがこの事をしたかわたしは知りません。あなたもわたしに告げたことはなく、わたしもきょうまで聞きませんでした」。

27. そこでアブラハムは羊と牛とを取ってアビメレクに与え、ふたりは契約を結んだ。

28. アブラハムが雌の小羊七頭を分けて置いたところ、

29. アビメレクはアブラハムに言った、「あなたがこれらの雌の小羊七頭を分けて置いたのは、なんのためですか」。

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