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伝道の書 7:6-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

6. 愚かな者の笑いはかまの下に燃えるいばらの音のようである。これもまた空である。

7. たしかに、しえたげは賢い人を愚かにし、まいないは人の心をそこなう。

8. 事の終りはその初めよりも良い。耐え忍ぶ心は、おごり高ぶる心にまさる。

9. 気をせきたてて怒るな。怒りは愚かな者の胸に宿るからである。

10. 「昔が今よりもよかったのはなぜか」と言うな。あなたがこれを問うのは知恵から出るのではない。

11. 知恵に財産が伴うのは良い。それは日を見る者どもに益がある。

12. 知恵が身を守るのは、金銭が身を守るようである。しかし、知恵はこれを持つ者に生命を保たせる。これが知識のすぐれた所である。

13. 神のみわざを考えみよ。神の曲げられたものを、だれがまっすぐにすることができるか。

14. 順境の日には楽しめ、逆境の日には考えよ。神は人に将来どういう事があるかを、知らせないために、彼とこれとを等しく造られたのである。

15. わたしはこのむなしい人生において、もろもろの事を見た。そこには義人がその義によって滅びることがあり、悪人がその悪によって長生きすることがある。

16. あなたは義に過ぎてはならない。また賢きに過ぎてはならない。あなたはどうして自分を滅ぼしてよかろうか。

17. 悪に過ぎてはならない。また愚かであってはならない。あなたはどうして、自分の時のこないのに、死んでよかろうか。

18. あなたがこれを執るのはよい、また彼から手を引いてはならない。神をかしこむ者は、このすべてからのがれ出るのである。

19. 知恵が知者を強くするのは、十人のつかさが町におるのにまさる。

20. 善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない。

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