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伝道の書 7:17-29 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

17. 悪に過ぎてはならない。また愚かであってはならない。あなたはどうして、自分の時のこないのに、死んでよかろうか。

18. あなたがこれを執るのはよい、また彼から手を引いてはならない。神をかしこむ者は、このすべてからのがれ出るのである。

19. 知恵が知者を強くするのは、十人のつかさが町におるのにまさる。

20. 善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない。

21. 人の語るすべての事に心をとめてはならない。これはあなたが、自分のしもべのあなたをのろう言葉を聞かないためである。

22. あなたもまた、しばしば他人をのろったのを自分の心に知っているからである。

23. わたしは知恵をもってこのすべての事を試みて、「わたしは知者となろう」と言ったが、遠く及ばなかった。

24. 物事の理は遠く、また、はなはだ深い。だれがこれを見いだすことができよう。

25. わたしは、心を転じて、物を知り、事を探り、知恵と道理を求めようとし、また悪の愚かなこと、愚痴の狂気であることを知ろうとした。

26. わたしは、その心が、わなと網のような女、その手が、かせのような女は、死よりも苦い者であることを見いだした。神を喜ばす者は彼女からのがれる。しかし罪びとは彼女に捕えられる。

27. 伝道者は言う、見よ、その数を知ろうとして、いちいち数えて、わたしが得たものはこれである。

28. わたしはなおこれを求めたけれども、得なかった。わたしは千人のうちにひとりの男子を得たけれども、そのすべてのうちに、ひとりの女子をも得なかった。

29. 見よ、わたしが得た事は、ただこれだけである。すなわち、神は人を正しい者に造られたけれども、人は多くの計略を考え出した事である。

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