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ヨブ記 39:14-29 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

14. これはその卵を土の中に捨て置き、これを砂のなかで暖め、

15. 足でつぶされることも、野の獣に踏まれることも忘れている。

16. これはその子に無情であって、あたかも自分の子でないようにし、その苦労のむなしくなるをも恐れない。

17. これは神がこれに知恵を授けず、悟りを与えなかったゆえである。

18. これがその身を起して走る時には、馬をも、その乗り手をもあざける。

19. あなたは馬にその力を与えることができるか。力をもってその首を装うことができるか。

20. あなたはこれをいなごのように、とばせることができるか。その鼻あらしの威力は恐ろしい。

21. これは谷であがき、その力に誇り、みずから出ていって武器に向かう。

22. これは恐れをあざ笑って、驚くことなく、つるぎをさけて退くことがない。

23. 矢筒はその上に鳴り、やりと投げやりと、あいきらめく。

24. これはたけりつ、狂いつ、地をひとのみにし、ラッパの音が鳴り渡っても、立ちどまることがない。

25. これはラッパの鳴るごとにハアハアと言い、遠くから戦いをかぎつけ、隊長の大声およびときの声を聞き知る。

26. たかが舞いあがり、その翼をのべて南に向かうのは、あなたの知恵によるのか、

27. わしがかけのぼり、その巣を高い所につくるのは、あなたの命令によるのか。

28. これは岩の上にすみかを構え、岩のとがり、または険しい所におり、

29. そこから獲物をうかがう。その目の及ぶところは遠い。

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