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ヨブ記 32:7-19 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

7. わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。

8. しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。

9. 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。

10. ゆえにわたしは言う、『わたしに聞け、わたしもまたわが意見を述べよう』。

11. 見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。

12. わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。

13. おそらくあなたがたは言うだろう、『われわれは知恵を見いだした、彼に勝つことのできるのは神だけで、人にはできない』と。

14. 彼はその言葉をわたしに向けて言わなかった。わたしはあなたがたの言葉をもって彼に答えることはしない。

15. 彼らは驚いて、もはや答えることをせず、彼らには、もはや言うべき言葉がない。

16. 彼らは物言わず、立ちとどまって、もはや答えるところがないので、わたしはこれ以上待つ必要があろうか。

17. わたしもまたわたしの分を答え、わたしの意見を述べよう。

18. わたしには言葉が満ち、わたしのうちの霊がわたしに迫るからだ。

19. 見よ、わたしの心は口を開かないぶどう酒のように、新しいぶどう酒の皮袋のように、今にも張りさけようとしている。

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