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サムエル記上 17:11-27 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

11. サウルとイスラエルのすべての人は、ペリシテびとのこの言葉を聞いて驚き、ひじょうに恐れた。

12. さて、ダビデはユダのベツレヘムにいたエフラタびとエッサイという名の人の子で、この人に八人の子があったが、サウルの世には年が進んで、すでに年老いていた。

13. エッサイの子らのうち、上の三人はサウルに従って戦争に出た。その戦いに出た三人の子の名は、長子をエリアブといい、次をアビナダブといい、第三をシャンマと言った。

14. ダビデは末の子であって、兄三人はサウルにしたがった。

15. ダビデはサウルの所から行ったりきたりして、ベツレヘムで父の羊を飼っていた。

16. あのペリシテびとは四十日の間、朝夕出てきて、彼らの前に立った。

17. 時に、エッサイはその子ダビデに言った、「兄たちのため、このいり麦一エパと、この十個のパンをとって、急いで陣営にいる兄の所へ持っていきなさい。

18. またこの十の乾酪を取って、千人の長にもって行き、兄たちの安否を見とどけて、そのしるしをもらってきなさい」。

19. さてサウルと彼らおよびイスラエルのすべての人は、エラの谷でペリシテびとと戦っていた。

20. ダビデは朝はやく起きて、羊を番人に託し、エッサイが命じたように食料品を携えて行った。彼が陣営に着いた時、軍勢は、ときの声をあげて戦線に出ようとしていた。

21. そしてイスラエルとペリシテびととは戦列を敷いて、軍と軍と向き合った。

22. ダビデは荷物をおろして、荷物を守る者にあずけ、戦列の方へ走って、兄たちの所へ行き、彼らの安否を尋ねた。

23. 兄たちと語っている時、ペリシテびとの戦列から、ガテのペリシテびとで、名をゴリアテという、あの戦いをいどむ者が上ってきて、前と同じ言葉を言ったので、ダビデはそれを聞いた。

24. イスラエルのすべての人は、その人を見て、避けて逃げ、ひじょうに恐れた。

25. イスラエルの人々はまた言った、「あなたがたは、あの上ってきた人を見たか。確かにイスラエルにいどむために上ってきたのだ。彼を殺す人は、王が大いなる富を与えて富ませ、その娘を与え、その父の家にはイスラエルのうちで税を免れさせるであろう」。

26. ダビデはかたわらに立っている人々に言った、「このペリシテびとを殺し、イスラエルの恥をすすぐ人には、どうされるのですか。この割礼なきペリシテびとは何者なので、生ける神の軍をいどむのか」。

27. 民は前と同じように、「彼を殺す人にはこうされるであろう」と答えた。

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