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使徒行伝 5:21-33 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

21. 彼らはこれを聞き、夜明けごろ宮にはいって教えはじめた。一方では、大祭司とその仲間の者とが、集まってきて、議会とイスラエル人の長老一同とを召集し、使徒たちを引き出してこさせるために、人を獄につかわした。

22. そこで、下役どもが行って見ると、使徒たちが獄にいないので、引き返して報告した、

23. 「獄には、しっかりと錠がかけてあり、戸口には、番人が立っていました。ところが、あけて見たら、中にはだれもいませんでした」。

24. 宮守がしらと祭司長たちとは、この報告を聞いて、これは、いったい、どんな事になるのだろうと、あわて惑っていた。

25. そこへ、ある人がきて知らせた、「行ってごらんなさい。あなたがたが獄に入れたあの人たちが、宮の庭に立って、民衆を教えています」。

26. そこで宮守がしらが、下役どもと一緒に出かけて行って、使徒たちを連れてきた。しかし、人々に石で打ち殺されるのを恐れて、手荒なことはせず、

27. 彼らを連れてきて、議会の中に立たせた。すると、大祭司が問うて

28. 言った、「あの名を使って教えてはならないと、きびしく命じておいたではないか。それだのに、なんという事だ。エルサレム中にあなたがたの教を、はんらんさせている。あなたがたは確かに、あの人の血の責任をわたしたちに負わせようと、たくらんでいるのだ」。

29. これに対して、ペテロをはじめ使徒たちは言った、「人間に従うよりは、神に従うべきである。

30. わたしたちの先祖の神は、あなたがたが木にかけて殺したイエスをよみがえらせ、

31. そして、イスラエルを悔い改めさせてこれに罪のゆるしを与えるために、このイエスを導き手とし救主として、ご自身の右に上げられたのである。

32. わたしたちはこれらの事の証人である。神がご自身に従う者に賜わった聖霊もまた、その証人である」。

33. これを聞いた者たちは、激しい怒りのあまり、使徒たちを殺そうと思った。

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