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使徒行伝 10:5-18 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

5. ついては今、ヨッパに人をやって、ペテロと呼ばれるシモンという人を招きなさい。

6. この人は、海べに家をもつ皮なめしシモンという者の客となっている」。

7. このお告げをした御使が立ち去ったのち、コルネリオは、僕ふたりと、部下の中で信心深い兵卒ひとりとを呼び、

8. いっさいの事を説明して聞かせ、ヨッパへ送り出した。

9. 翌日、この三人が旅をつづけて町の近くにきたころ、ペテロは祈をするため屋上にのぼった。時は昼の十二時ごろであった。

10. 彼は空腹をおぼえて、何か食べたいと思った。そして、人々が食事の用意をしている間に、夢心地になった。

11. すると、天が開け、大きな布のような入れ物が、四すみをつるされて、地上に降りて来るのを見た。

12. その中には、地上の四つ足や這うもの、また空の鳥など、各種の生きものがはいっていた。

13. そして声が彼に聞えてきた、「ペテロよ。立って、それらをほふって食べなさい」。

14. ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。

15. すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」。

16. こんなことが三度もあってから、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。

17. ペテロが、いま見た幻はなんの事だろうかと、ひとり思案にくれていると、ちょうどその時、コルネリオから送られた人たちが、シモンの家を尋ね当てて、その門口に立っていた。

18. そして声をかけて、「ペテロと呼ばれるシモンというかたが、こちらにお泊まりではございませんか」と尋ねた。

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