旧約聖書

新約聖書

ローマ人への手紙 8:3-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

3. 律法が肉により無力になっているためになし得なかった事を、神はなし遂げて下さった。すなわち、御子を、罪の肉の様で罪のためにつかわし、肉において罪を罰せられたのである。

4. これは律法の要求が、肉によらず霊によって歩くわたしたちにおいて、満たされるためである。

5. なぜなら、肉に従う者は肉のことを思い、霊に従う者は霊のことを思うからである。

6. 肉の思いは死であるが、霊の思いは、いのちと平安とである。

7. なぜなら、肉の思いは神に敵するからである。すなわち、それは神の律法に従わず、否、従い得ないのである。

8. また、肉にある者は、神を喜ばせることができない。

9. しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。もし、キリストの霊を持たない人がいるなら、その人はキリストのものではない。

10. もし、キリストがあなたがたの内におられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、霊は義のゆえに生きているのである。

11. もし、イエスを死人の中からよみがえらせたかたの御霊が、あなたがたの内に宿っているなら、キリスト・イエスを死人の中からよみがえらせたかたは、あなたがたの内に宿っている御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも、生かしてくださるであろう。

12. それゆえに、兄弟たちよ。わたしたちは、果すべき責任を負っている者であるが、肉に従って生きる責任を肉に対して負っているのではない。

13. なぜなら、もし、肉に従って生きるなら、あなたがたは死ぬ外はないからである。しかし、霊によってからだの働きを殺すなら、あなたがたは生きるであろう。

14. すべて神の御霊に導かれている者は、すなわち、神の子である。

15. あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは「アバ、父よ」と呼ぶのである。

16. 御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。

17. もし子であれば、相続人でもある。神の相続人であって、キリストと栄光を共にするために苦難をも共にしている以上、キリストと共同の相続人なのである。

18. わたしは思う。今のこの時の苦しみは、やがてわたしたちに現されようとする栄光に比べると、言うに足りない。

19. 被造物は、実に、切なる思いで神の子たちの出現を待ち望んでいる。

20. なぜなら、被造物が虚無に服したのは、自分の意志によるのではなく、服従させたかたによるのであり、

完全な章を読みます ローマ人への手紙 8