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ローマ人への手紙 3:2-17 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

2. それは、いろいろの点で数多くある。まず第一に、神の言が彼らにゆだねられたことである。

3. すると、どうなるのか。もし、彼らのうちに不真実の者があったとしたら、その不真実によって、神の真実は無になるであろうか。

4. 断じてそうではない。あらゆる人を偽り者としても、神を真実なものとすべきである。それは、「あなたが言葉を述べるときは、義とせられ、あなたがさばきを受けるとき、勝利を得るため」と書いてあるとおりである。

5. しかし、もしわたしたちの不義が、神の義を明らかにするとしたら、なんと言うべきか。怒りを下す神は、不義であると言うのか(これは人間的な言い方ではある)。

6. 断じてそうではない。もしそうであったら、神はこの世を、どうさばかれるだろうか。

7. しかし、もし神の真実が、わたしの偽りによりいっそう明らかにされて、神の栄光となるなら、どうして、わたしはなおも罪人としてさばかれるのだろうか。

8. むしろ、「善をきたらせるために、わたしたちは悪をしようではないか」(わたしたちがそう言っていると、ある人々はそしっている)。彼らが罰せられるのは当然である。

9. すると、どうなるのか。わたしたちには何かまさったところがあるのか。絶対にない。ユダヤ人もギリシヤ人も、ことごとく罪の下にあることを、わたしたちはすでに指摘した。

10. 次のように書いてある、「義人はいない、ひとりもいない。

11. 悟りのある人はいない、神を求める人はいない。

12. すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、ひとりもいない。

13. 彼らののどは、開いた墓であり、彼らは、その舌で人を欺き、彼らのくちびるには、まむしの毒があり、

14. 彼らの口は、のろいと苦い言葉とで満ちている。

15. 彼らの足は、血を流すのに速く、

16. 彼らの道には、破壊と悲惨とがある。

17. そして、彼らは平和の道を知らない。

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