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ローマ人への手紙 3:11-26 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

11. 悟りのある人はいない、神を求める人はいない。

12. すべての人は迷い出て、ことごとく無益なものになっている。善を行う者はいない、ひとりもいない。

13. 彼らののどは、開いた墓であり、彼らは、その舌で人を欺き、彼らのくちびるには、まむしの毒があり、

14. 彼らの口は、のろいと苦い言葉とで満ちている。

15. 彼らの足は、血を流すのに速く、

16. 彼らの道には、破壊と悲惨とがある。

17. そして、彼らは平和の道を知らない。

18. 彼らの目の前には、神に対する恐れがない」。

19. さて、わたしたちが知っているように、すべて律法の言うところは、律法のもとにある者たちに対して語られている。それは、すべての口がふさがれ、全世界が神のさばきに服するためである。

20. なぜなら、律法を行うことによっては、すべての人間は神の前に義とせられないからである。律法によっては、罪の自覚が生じるのみである。

21. しかし今や、神の義が、律法とは別に、しかも律法と預言者とによってあかしされて、現された。

22. それは、イエス・キリストを信じる信仰による神の義であって、すべて信じる人に与えられるものである。そこにはなんらの差別もない。

23. すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており、

24. 彼らは、価なしに、神の恵みにより、キリスト・イエスによるあがないによって義とされるのである。

25. 神はこのキリストを立てて、その血による、信仰をもって受くべきあがないの供え物とされた。それは神の義を示すためであった。すなわち、今までに犯された罪を、神は忍耐をもって見のがしておられたが、

26. それは、今の時に、神の義を示すためであった。こうして、神みずからが義となり、さらに、イエスを信じる者を義とされるのである。

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