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ルカによる福音書 22:1-14 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. さて、過越といわれている除酵祭が近づいた。

2. 祭司長たちや律法学者たちは、どうかしてイエスを殺そうと計っていた。民衆を恐れていたからである。

3. そのとき、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれていたユダに、サタンがはいった。

4. すなわち、彼は祭司長たちや宮守がしらたちのところへ行って、どうしてイエスを彼らに渡そうかと、その方法について協議した。

5. 彼らは喜んで、ユダに金を与える取決めをした。

6. ユダはそれを承諾した。そして、群衆のいないときにイエスを引き渡そうと、機会をねらっていた。

7. さて、過越の小羊をほふるべき除酵祭の日がきたので、

8. イエスはペテロとヨハネとを使いに出して言われた、「行って、過越の食事ができるように準備をしなさい」。

9. 彼らは言った、「どこに準備をしたらよいのですか」。

10. イエスは言われた、「市内にはいったら、水がめを持っている男に出会うであろう。その人がはいる家までついて行って、

11. その家の主人に言いなさい、『弟子たちと一緒に過越の食事をする座敷はどこか、と先生が言っておられます』。

12. すると、その主人は席の整えられた二階の広間を見せてくれるから、そこに用意をしなさい」。

13. 弟子たちは出て行ってみると、イエスが言われたとおりであったので、過越の食事の用意をした。

14. 時間になったので、イエスは食卓につかれ、使徒たちも共に席についた。

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