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ルカによる福音書 18:2-12 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

2. 「ある町に、神を恐れず、人を人とも思わぬ裁判官がいた。

3. ところが、その同じ町にひとりのやもめがいて、彼のもとにたびたびきて、『どうぞ、わたしを訴える者をさばいて、わたしを守ってください』と願いつづけた。

4. 彼はしばらくの間きき入れないでいたが、そののち、心のうちで考えた、『わたしは神をも恐れず、人を人とも思わないが、

5. このやもめがわたしに面倒をかけるから、彼女のためになる裁判をしてやろう。そうしたら、絶えずやってきてわたしを悩ますことがなくなるだろう』」。

6. そこで主は言われた、「この不義な裁判官の言っていることを聞いたか。

7. まして神は、日夜叫び求める選民のために、正しいさばきをしてくださらずに長い間そのままにしておかれることがあろうか。

8. あなたがたに言っておくが、神はすみやかにさばいてくださるであろう。しかし、人の子が来るとき、地上に信仰が見られるであろうか」。

9. 自分を義人だと自任して他人を見下げている人たちに対して、イエスはまたこの譬をお話しになった。

10. 「ふたりの人が祈るために宮に上った。そのひとりはパリサイ人であり、もうひとりは取税人であった。

11. パリサイ人は立って、ひとりでこう祈った、『神よ、わたしはほかの人たちのような貪欲な者、不正な者、姦淫をする者ではなく、また、この取税人のような人間でもないことを感謝します。

12. わたしは一週に二度断食しており、全収入の十分の一をささげています』。

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