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ルカによる福音書 13:15-30 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

15. 主はこれに答えて言われた、「偽善者たちよ、あなたがたはだれでも、安息日であっても、自分の牛やろばを家畜小屋から解いて、水を飲ませに引き出してやるではないか。

16. それなら、十八年間もサタンに縛られていた、アブラハムの娘であるこの女を、安息日であっても、その束縛から解いてやるべきではなかったか」。

17. こう言われたので、イエスに反対していた人たちはみな恥じ入った。そして群衆はこぞって、イエスがなされたすべてのすばらしいみわざを見て喜んだ。

18. そこで言われた、「神の国は何に似ているか。またそれを何にたとえようか。

19. 一粒のからし種のようなものである。ある人がそれを取って庭にまくと、育って木となり、空の鳥もその枝に宿るようになる」。

20. また言われた、「神の国を何にたとえようか。

21. パン種のようなものである。女がそれを取って三斗の粉の中に混ぜると、全体がふくらんでくる」。

22. さてイエスは教えながら町々村々を通り過ぎ、エルサレムへと旅を続けられた。

23. すると、ある人がイエスに、「主よ、救われる人は少ないのですか」と尋ねた。

24. そこでイエスは人々にむかって言われた、「狭い戸口からはいるように努めなさい。事実、はいろうとしても、はいれない人が多いのだから。

25. 家の主人が立って戸を閉じてしまってから、あなたがたが外に立ち戸をたたき始めて、『ご主人様、どうぞあけてください』と言っても、主人はそれに答えて、『あなたがたがどこからきた人なのか、わたしは知らない』と言うであろう。

26. そのとき、『わたしたちはあなたとご一緒に飲み食いしました。また、あなたはわたしたちの大通りで教えてくださいました』と言い出しても、

27. 彼は、『あなたがたがどこからきた人なのか、わたしは知らない。悪事を働く者どもよ、みんな行ってしまえ』と言うであろう。

28. あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが、神の国にはいっているのに、自分たちは外に投げ出されることになれば、そこで泣き叫んだり、歯がみをしたりするであろう。

29. それから人々が、東から西から、また南から北からきて、神の国で宴会の席につくであろう。

30. こうしてあとのもので先になるものがあり、また、先のものであとになるものもある」。

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