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ルカによる福音書 12:25-39 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

25. あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか。

26. そんな小さな事さえできないのに、どうしてほかのことを思いわずらうのか。

27. 野の花のことを考えて見るがよい。紡ぎもせず、織りもしない。しかし、あなたがたに言うが、栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。

28. きょうは野にあって、あすは炉に投げ入れられる草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか。ああ、信仰の薄い者たちよ。

29. あなたがたも、何を食べ、何を飲もうかと、あくせくするな、また気を使うな。

30. これらのものは皆、この世の異邦人が切に求めているものである。あなたがたの父は、これらのものがあなたがたに必要であることを、ご存じである。

31. ただ、御国を求めなさい。そうすれば、これらのものは添えて与えられるであろう。

32. 恐れるな、小さい群れよ。御国を下さることは、あなたがたの父のみこころなのである。

33. 自分の持ち物を売って、施しなさい。自分のために古びることのない財布をつくり、盗人も近寄らず、虫も食い破らない天に、尽きることのない宝をたくわえなさい。

34. あなたがたの宝のある所には、心もあるからである。

35. 腰に帯をしめ、あかりをともしていなさい。

36. 主人が婚宴から帰ってきて戸をたたくとき、すぐあけてあげようと待っている人のようにしていなさい。

37. 主人が帰ってきたとき、目を覚しているのを見られる僕たちは、さいわいである。よく言っておく。主人が帯をしめて僕たちを食卓につかせ、進み寄って給仕をしてくれるであろう。

38. 主人が夜中ごろ、あるいは夜明けごろに帰ってきても、そうしているのを見られるなら、その人たちはさいわいである。

39. このことを、わきまえているがよい。家の主人は、盗賊がいつごろ来るかわかっているなら、自分の家に押し入らせはしないであろう。

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