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ルカによる福音書 10:1-15 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. その後、主は別に七十二人を選び、行こうとしておられたすべての町や村へ、ふたりずつ先におつかわしになった。

2. そのとき、彼らに言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。

3. さあ、行きなさい。わたしがあなたがたをつかわすのは、小羊をおおかみの中に送るようなものである。

4. 財布も袋もくつも持って行くな。だれにも道であいさつするな。

5. どこかの家にはいったら、まず『平安がこの家にあるように』と言いなさい。

6. もし平安の子がそこにおれば、あなたがたの祈る平安はその人の上にとどまるであろう。もしそうでなかったら、それはあなたがたの上に帰って来るであろう。

7. それで、その同じ家に留まっていて、家の人が出してくれるものを飲み食いしなさい。働き人がその報いを得るのは当然である。家から家へと渡り歩くな。

8. どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えてくれるなら、前に出されるものを食べなさい。

9. そして、その町にいる病人をいやしてやり、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。

10. しかし、どの町へはいっても、人々があなたがたを迎えない場合には、大通りに出て行って言いなさい、

11. 『わたしたちの足についているこの町のちりも、ぬぐい捨てて行く。しかし、神の国が近づいたことは、承知しているがよい』。

12. あなたがたに言っておく。その日には、この町よりもソドムの方が耐えやすいであろう。

13. わざわいだ、コラジンよ。わざわいだ、ベツサイダよ。おまえたちの中でなされた力あるわざが、もしツロとシドンでなされたなら、彼らはとうの昔に、荒布をまとい灰の中にすわって、悔い改めたであろう。

14. しかし、さばきの日には、ツロとシドンの方がおまえたちよりも、耐えやすいであろう。

15. ああ、カペナウムよ、おまえは天にまで上げられようとでもいうのか。黄泉にまで落されるであろう。

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