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ヨハネの黙示録 9:1-11 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. 第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。

2. そして、この底知れぬ所の穴が開かれた。すると、その穴から煙が大きな炉の煙のように立ちのぼり、その穴の煙で、太陽も空気も暗くなった。

3. その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。

4. 彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。

5. 彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。

6. その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。

7. これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、

8. また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。

9. また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。

10. その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。

11. 彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。

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