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ヨハネによる福音書 9:29-41 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

29. モーセに神が語られたということは知っている。だが、あの人がどこからきた者か、わたしたちは知らぬ」。

30. そこで彼が答えて言った、「わたしの目をあけて下さったのに、そのかたがどこからきたか、ご存じないとは、不思議千万です。

31. わたしたちはこのことを知っています。神は罪人の言うことはお聞きいれになりませんが、神を敬い、そのみこころを行う人の言うことは、聞きいれて下さいます。

32. 生れつき盲であった者の目をあけた人があるということは、世界が始まって以来、聞いたことがありません。

33. もしあのかたが神からきた人でなかったら、何一つできなかったはずです」。

34. これを聞いて彼らは言った、「おまえは全く罪の中に生れていながら、わたしたちを教えようとするのか」。そして彼を外へ追い出した。

35. イエスは、その人が外へ追い出されたことを聞かれた。そして彼に会って言われた、「あなたは人の子を信じるか」。

36. 彼は答えて言った、「主よ、それはどなたですか。そのかたを信じたいのですが」。

37. イエスは彼に言われた、「あなたは、もうその人に会っている。今あなたと話しているのが、その人である」。

38. すると彼は、「主よ、信じます」と言って、イエスを拝した。

39. そこでイエスは言われた、「わたしがこの世にきたのは、さばくためである。すなわち、見えない人たちが見えるようになり、見える人たちが見えないようになるためである」。

40. そこにイエスと一緒にいたあるパリサイ人たちが、それを聞いてイエスに言った、「それでは、わたしたちも盲なのでしょうか」。

41. イエスは彼らに言われた、「もしあなたがたが盲人であったなら、罪はなかったであろう。しかし、今あなたがたが『見える』と言い張るところに、あなたがたの罪がある。

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