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ヨハネによる福音書 4:28-43 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

28. この女は水がめをそのままそこに置いて町に行き、人々に言った、

29. 「わたしのしたことを何もかも、言いあてた人がいます。さあ、見にきてごらんなさい。もしかしたら、この人がキリストかも知れません」。

30. 人々は町を出て、ぞくぞくとイエスのところへ行った。

31. その間に弟子たちはイエスに、「先生、召しあがってください」とすすめた。

32. ところが、イエスは言われた、「わたしには、あなたがたの知らない食物がある」。

33. そこで、弟子たちが互に言った、「だれかが、何か食べるものを持ってきてさしあげたのであろうか」。

34. イエスは彼らに言われた、「わたしの食物というのは、わたしをつかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げることである。

35. あなたがたは、刈入れ時が来るまでには、まだ四か月あると、言っているではないか。しかし、わたしはあなたがたに言う。目をあげて畑を見なさい。はや色づいて刈入れを待っている。

36. 刈る者は報酬を受けて、永遠の命に至る実を集めている。まく者も刈る者も、共々に喜ぶためである。

37. そこで、『ひとりがまき、ひとりが刈る』ということわざが、ほんとうのこととなる。

38. わたしは、あなたがたをつかわして、あなたがたがそのために労苦しなかったものを刈りとらせた。ほかの人々が労苦し、あなたがたは、彼らの労苦の実にあずかっているのである」。

39. さて、この町からきた多くのサマリヤ人は、「この人は、わたしのしたことを何もかも言いあてた」とあかしした女の言葉によって、イエスを信じた。

40. そこで、サマリヤ人たちはイエスのもとにきて、自分たちのところに滞在していただきたいと願ったので、イエスはそこにふつか滞在された。

41. そしてなお多くの人々が、イエスの言葉を聞いて信じた。

42. 彼らは女に言った、「わたしたちが信じるのは、もうあなたが話してくれたからではない。自分自身で親しく聞いて、この人こそまことに世の救主であることが、わかったからである」。

43. ふつかの後に、イエスはここを去ってガリラヤへ行かれた。

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