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ヨハネによる福音書 10:18-29 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

18. だれかが、わたしからそれを取り去るのではない。わたしが、自分からそれを捨てるのである。わたしには、それを捨てる力があり、またそれを受ける力もある。これはわたしの父から授かった定めである」。

19. これらの言葉を語られたため、ユダヤ人の間にまたも分争が生じた。

20. そのうちの多くの者が言った、「彼は悪霊に取りつかれて、気が狂っている。どうして、あなたがたはその言うことを聞くのか」。

21. 他の人々は言った、「それは悪霊に取りつかれた者の言葉ではない。悪霊は盲人の目をあけることができようか」。

22. そのころ、エルサレムで宮きよめの祭が行われた。時は冬であった。

23. イエスは、宮の中にあるソロモンの廊を歩いておられた。

24. するとユダヤ人たちが、イエスを取り囲んで言った、「いつまでわたしたちを不安のままにしておくのか。あなたがキリストであるなら、そうとはっきり言っていただきたい」。

25. イエスは彼らに答えられた、「わたしは話したのだが、あなたがたは信じようとしない。わたしの父の名によってしているすべてのわざが、わたしのことをあかししている。

26. あなたがたが信じないのは、わたしの羊でないからである。

27. わたしの羊はわたしの声に聞き従う。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしについて来る。

28. わたしは、彼らに永遠の命を与える。だから、彼らはいつまでも滅びることがなく、また、彼らをわたしの手から奪い去る者はない。

29. わたしの父がわたしに下さったものは、すべてにまさるものである。そしてだれも父のみ手から、それを奪い取ることはできない。

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