旧約聖書

新約聖書

ヨハネによる福音書 10:12-24 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

12. 羊飼ではなく、羊が自分のものでもない雇人は、おおかみが来るのを見ると、羊をすてて逃げ去る。そして、おおかみは羊を奪い、また追い散らす。

13. 彼は雇人であって、羊のことを心にかけていないからである。

14. わたしはよい羊飼であって、わたしの羊を知り、わたしの羊はまた、わたしを知っている。

15. それはちょうど、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じである。そして、わたしは羊のために命を捨てるのである。

16. わたしにはまた、この囲いにいない他の羊がある。わたしは彼らをも導かねばならない。彼らも、わたしの声に聞き従うであろう。そして、ついに一つの群れ、ひとりの羊飼となるであろう。

17. 父は、わたしが自分の命を捨てるから、わたしを愛して下さるのである。命を捨てるのは、それを再び得るためである。

18. だれかが、わたしからそれを取り去るのではない。わたしが、自分からそれを捨てるのである。わたしには、それを捨てる力があり、またそれを受ける力もある。これはわたしの父から授かった定めである」。

19. これらの言葉を語られたため、ユダヤ人の間にまたも分争が生じた。

20. そのうちの多くの者が言った、「彼は悪霊に取りつかれて、気が狂っている。どうして、あなたがたはその言うことを聞くのか」。

21. 他の人々は言った、「それは悪霊に取りつかれた者の言葉ではない。悪霊は盲人の目をあけることができようか」。

22. そのころ、エルサレムで宮きよめの祭が行われた。時は冬であった。

23. イエスは、宮の中にあるソロモンの廊を歩いておられた。

24. するとユダヤ人たちが、イエスを取り囲んで言った、「いつまでわたしたちを不安のままにしておくのか。あなたがキリストであるなら、そうとはっきり言っていただきたい」。

完全な章を読みます ヨハネによる福音書 10